2021年新製品情報とダイソージグフィッシングへの影響
一般社団法人日本釣用品工業会が主催する「釣りフェスティバル 2021」が、1/22(金)18時~1/24(日)18時の期間で、オンラインで開催されました。
このイベントで釣り関係各メーカーの新商品がお披露目されます。
シマノは100周年ということもあり、開始の18時にアクセスが集中したのか、HPが閲覧できないトラブルが生じていました。
さて、いろいろな商品をざっと見てみたところ、私にとって残念な発表がありました。
それは、愛用しているベイトリールのモデルチェンジ(小型化)です。
ダイソーショアジギングをベイトタックルで行うことのメリットはこれまで他の記事で述べてきた通りですが、
私がベイトリールを選ぶときは、フロロカーボンライン16lbを100メートル以上、出来れば20lbを100メートル以上巻けることを一つの基準にしています。
なぜなら、ラインを100メートル巻けるリールでは、80メートルキャストして水深や足場の高さでさらに15メートルラインが出たとすると、残り5メートルしか余裕がない。
大型青物だとファーストランで数十メートル走るので、ラインキャパシティは重要なわけです。
ベイトリールは16lbが100メートル以上巻けて、出来るだけ軽く、安く買えるものが良い。
この条件を満たすので、これまではピュアフィッシングジャパン(アブガルシア)のMAXシリーズを愛用していました。
しかし今回、このMAXシリーズのブラックマックスとプロマックスという商品がフルモデルチェンジし、小型化すると発表されたわけです。
スプール径が小さくなったことから、16lbライン相当を115メートル巻けたところが100メートルに変更されるとのことです。
新製品は糸巻き量が減ってしまうようなので、今使っているものが壊れたときには新製品を購入するか、別のリールを探すか迷うでしょう。
新製品のハンドルグリップはDECIDER7とおそらく同じで握り心地は良くなりますし、個人的にはニューバージョンのデザインは好きです。
ピュアフィッシングジャパンのショア用ベイトリールのシリーズは他にありますし、私が愛用しているシリーズはバス用にしては大きすぎたので、ポジショニングが時代に合わなくなったのでしょう。
たしかに、新製品は売れると思います。
旧製品は、性能が良くて使いやすいのに安くて人気でしたから…。
と、
ここまでは発表を見て残念に思った話でした。
でも、これで終わりません。
実はこのモデルチェンジは想定内。
リールはどのメーカーもどんどん軽量化、小型化する流れになっているのです。
こうした流れを感じていたので、対策を1つ用意していました。
それは、ナイロンライン3号対応のフックです。
これまで私がソルトルアーに使用するフックはほぼ1択で、12lb以上の強度を持つタックルに対応するフックを使っていました。
12lb以上の力がかかると曲がるフックを使用すれば、それ以上の強度を出せるタックルを使うことで、根がかりをした際、ラインが切れたりルアーロストする前にフックを伸ばしてルアーを回収できるわけです。
これでルアーロストはもちろん、ラインシステムの組み直しもなく、トラブルを減らして貴重な釣りの時間を作っています。
しかも、根がかりを恐れずに攻めることができるので結果的に釣果もUPします。
簡単に言うと上記のようなコンセプトのフックを使ってきましたが、1段階ライトなバージョンを作れないか以前から考えてきました。
ライトバージョンが作れれば、以下のようなメリットが享受できるからです。
1つ目のメリットは、「力の弱い人でもフックを曲げられるようになること」。
従来のフック強度は、ある程度釣りをやっていてラインの切り方がわかる人を基準に決めていました。
そのため、根がかりしたときにラインの切り方に慣れていない人や、力がもともとない人にとっては強すぎるものだった可能性があります。
そこで、力のない人でも曲げられるよう1段階強度を下げたフックを探していました。
2つ目のメリットは、「ナイロンラインを使ったスピニングタックルを使えるようになること」。
ショアジギングといったら、PEライン0.8号以上に20lb以上のリーダーを結んで…といった人が多いのではないでしょうか。
でも、これは結構強度が高い。
それに初心者はPEラインとリーダーの結束が難しい。
PEラインのシステムは初心者にとっては割とハードルが高いと思います。
ショアジギングにおいて、ナイロンラインを使ったスピニングタックルが使えるようになれば初心者でも扱える。
ナイロン3号はワゴンで売られている糸付きリールに巻いてあるくらい一般的なラインで、500メートル巻きが500円前後で買えるので経済的にもありがたい。
3つ目は、「ベイトリールのラインナップが爆発的に増えること」。
ベイトリールはバス釣り用のものが多く、16lbが100メートル以上巻けるベイトリールはラインナップが少ない。
ようやく見つけたと思ったら、デカいか、重いか、高い。
もし3号(12lb)100メートル以上巻けるリールがダイソーショアジギングに使えるようになれば、候補が爆発的に増える。
これはバス用のリールに開発のルーツを持つもので、ソルト対応化されたものでが選択肢に入ってくるから。
長々と説明してきましたが、これがナイロンライン3号用のフック↓
見た目はシンプルです。
ダイソージグに合わせてみると、
こんなサイズ感。
従来のフックと比較してみると、↓
ライトバージョン(左)はサイズが少し小さめ。
春のホッケ狙いのティンセルつきリアフック↓
続いて、プランクトン捕食時のアジ仕様↓
ティンセル6本のうち、ケイムラ2本。
フロントフックとリアフックの組み合わせ↓
ホッケは群れに当たると2匹掛けで釣れることもよくあります。
欲張って両方にティンセル↓
ライトバージョンのフックの最大の弱点は耐久力。
大物がかかるとフックが伸ばされる可能性がありますので、大物狙いのときは使いません。
2020年はスピニングタックルデビューの年でした。
2021年はナイロンライン3号を使ったダイソージグフィッシングにチャレンジしようと思います。
【2021年使用想定タックル】
ロッド:7~8フィートのスピニングロッド
リール:スピニングリール 18レガリスLT3000-CXT
ライン:ナイロン3号
リーダー:なし
ルアー:ジグロック18g
37㎝のホッケ程度ではフックは延びません↓
30㎝未満のホッケはもちろんOK↓
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