釣りに関する本の備忘録(2022/6/26更新)

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釣りに関する本の備忘録です。

釣り雑誌からちょっと学術的なものまで。

週末の釣行に向けて、平日の夜、年末年始、天気の悪い日などに読んでみてはいかがでしょうか。

ショアジギングBible2021/(株)メディアボーイ

題名にある通りショアジギングにテーマが絞られていて、狙うポイント、アクション、ルアーの紹介などがよくまとまっている本。

1つ注意点として、雑誌系はある程度釣りを覚えてから読んだ方が良いと思います。

写真が多くて一見読みやすそうですが、情報の取捨選択と整理が出来ないうちに読むと誤った思考のクセがつき、上達が遅くなると思います(体験談)。

また、実際のロッドアクションは動画サイトで併せて学ぶと良いでしょう。

ショアジギングBibleシリーズは2016年版から出版されているようです。

ヒラメ攻略Bibleもあります。2021年のものにはDVDが付属していました。

「サーフのルアーゲーム」もあります。これも良し。


釣りバリのひみつ/つり人社

釣りバリについて、歴史に始まり、素材、フックの角度など、多方面から書かれています。

対象はルアー用のフックだけでなく、エサ釣りまで幅広いです。

表面処理って思ったよりも奥が深く、ジグの針先の角度にはこういう理由があったのかと学びがありました。

がまかつさん協力の本なので、たびたび宣伝があります。

鮎鉤の例が出てきたりするので、いろんなジャンルの釣りを知っている人の方が面白みを感じられると思います。


魚はなぜ群れで泳ぐか/ドルフィン・ブックス

2007年の本なので少し古いです。

本屋で見つけて試し読みしたら面白かったので、即購入しました。

特に魚の学習と視軸の話は印象に残りました。

釣りはたった1回しか起きなかった出来事でも普遍的な出来事であるかのようなバイアスがかかりやすいので、再現性という考え方が重要です。

釣り人発信の情報は再現性の点が抜け落ちがちですが、この著者の実験結果には納得がいくものがありました。

また、良い意味で題名が中身とマッチしておらず、釣り人にとっては勉強になることが書いてあります。

錆・腐食・防食のすべてがわかる辞典/ナツメ社

今の12lbフックに落ち着くまで市販のフックを数十種類と試しましたが、錆びやすさにかなり違いがあったので、理由が気になっていました。

また、シルエットの大きいジグを作るにはどのような素材が良いか探していたときに見つけた本です。

おかげでジグの強度を上げるための金属の種類や配合、比重の小さいジグの材料の見当がつくようになりました。

金属についてはネットで情報収集したのである程度理解してしまいましたが、すぐに忘れてしまうので、辞典としていつでも参照できるよう購入しました。


エギング超思考法/つり人社

出張の移動中に読むために購入したものです。

アオリイカのエギングは年に1,2回程度しかやりませんが、各エキスパートの思考法はとても勉強になります。

上手な人は、ターゲットの生態を知っている人が多いですね。

カラーについては同意見です。

超思考法シリーズは他のジャンルもあり、おすすめです。


魚屋は真夜中に刺身を引き始める/ダイヤモンド社

漁師の魚がどのような経路で、どれくらいの時間で届けられているのか前から気になっていたので購入しました。

題名と中身のミスマッチは否めませんが、ビジネス関係の書籍が多いダイヤモンド社の本なので、しょうがないことですね。

マグロの漁場についての話はとても勉強になりました。


魚料理の教科書/新星出版社

カラー写真が載っているので、魚ってこんな華麗に変身するものなのかと感動します。

釣った後は出来るだけ血抜きして、鮮度管理をしようと思うようになりました。

また、食べることを考えると、魚を丁寧に扱うようになり、釣り過ぎることもなくなりました。

食べたい料理から逆算して魚を釣るのも面白い。


その他の分野

〇流体力学⇒層流、乱流、レイノルズ、カルマン渦などの概念と、粘度、比重などの影響を学びました。高校数学程度までしか知識がないので、基本的な理論にさらっと触れる程度です。フォール中のジグはどのような影響を受けるのか、テンションフォールでジグがナナメにならない方法を探しているときに、本やネットで論文を読みました。

〇ベイズ統計学⇒釣れた理由を考えるとき、どうしても過去の結果から原因を探る構図になります。推論を間違わないために、その方法論として学習しました。論理的思考とアブダクションの概念など。数学や統計の考え方は私の釣りでは必須です。誤った思考をしないように定期的に学ぶようにしています。

 

 

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Posted by KEN(運営者)