実験Vol2.:リングとフックの錆の実験/2020年夏発売のメタルジグに採用されたハイカーボンスチールフック
以前、ダイソーの『ジグロック』に標準装備されているリングとフックに対して錆びの実験を行いました。
リングとフックをジグから外し、少量の水を垂らして一日置いてみたところ、赤さびが発生したのでした。
比較用のフックは何の変化もなかったので、『ジグロック』に標準装備されているフックとリングは錆びやすく、釣行前に交換した方が良いという結論になりました。
(そのときの記事↓)
今回は錆の実験第2段です。
今回比較するのは、
・40gの『メタルジグ』に標準装備のリングとフック
・40gの『ジグロック』に標準装備のリングとフック
の2つです。
この2商品に装備されているフックとリングは、実は同じではありません。
商品説明を読むと、『ジグロック』のフックはカーボンスチール、『メタルジグ』のフックはハイカーボンスチールと記載されています。
後発の『メタルジグ』のリングとフックは、グレードアップされたようです。
しかし、何がどう変わったのかわかりません。
ということで、実験してみました。
用意したのは、紙コップと海水の塩分濃度に近づけた約3%の塩水。
それと錆が出たときにわかりやすくするための紙製のウエス。
紙コップの底にウエスを敷き、塩水を注ぎます。
濃度に偏りが出ないよう、交互に何回かに分けて注ぎました。
そして、フロントについているリングとリアについているリングとフックを塩水へ。
フロントのリング、リアのリング&フック 塩水に浸す
このまましばらく置いて様子を見ます。
約6時間後の様子です。
約6時間後
赤さびが発生しています。
フックに注目すると、右側のフックはチモトとフックの先端に赤さびが発生していますが、左側のフックはチモト部分だけです。
リングはともに赤さびが発生しています。
約15時間後の様子です。
約15時間後
両方ともかなり錆びが出てきましたので、ここで実験終了としました。
塩水から出してみます。
実験終了
どうでしょう。
リング単体を見てみると、どちらも赤さびが発生しています。
次にフックを見てみると、左のフックの方が錆びが少ないでしょうか。
カエシ部分、3本のハリの接合部は右のフックの方が錆びがひどく、リング付近は左のフックの方が錆びがひどいようです。
さあ、どちらがハイスチールカーボン素材の『メタルジグ』でどちらがスチールカーボン素材の『ジグロック』でしょうか。
正解は、
左がハイスチールカーボン素材の『メタルジグ』で右がスチールカーボン素材の『ジグロック』です。
どっちも錆びてます。
特に錆びた箇所を見ると、前回と同じで、ジグから外すときにラインアイとこすれた部分となっています。
錆びないよう一応メッキ処理されているようですが、大変弱くすぐに剥げてしまうので、実釣でも地面に落としたりどこかにぶつけたらそこからすぐに錆が発生してしまうでしょう。
結論:ハイカーボンスチールもカーボンスチールも実釣には耐えられない。ダイソージグを使うときは、釣行前にリングとフックを交換しましょう!
リングの交換にはプライヤーを使うと便利です。
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