ダイソージグ ジグベイトのリアバランスの功罪
ジグベイト(細身)かジグロック(太身)か。
私はどちらかというと、ジグロックを多用しています。
それは、ジグベイトを使う上で解決できない点があるからです。
ジグベイトは細身の形状であるとともに、リア(後方)に重心があります。
そのため、遠くへ飛んでくれますし、着水後は釣り人から離れるように沈んでいくことがあるため、着水した場所よりも遠方に着底してくれることがあります(その逆もあり得ます)。
だから、より遠くのポイントを探れる可能性があります。
また、ジャーク&フォールをした際にも、ジャークで手前に来てもフォールで遠方に沈んでくれれば、ポイントをしつこく攻めることができます。
その他、ジグベイトはジグロックよりも動きが速いため、見切られにくいと考えられます。
ジグベイトのこれらの点については、非常に良いものだと思っています。
しかし、問題はフックの取付箇所なのです。
前述のとおり、ジグベイトはリア(後方)から落ちていくので、エサを頭から食らいつくようなターゲットをフォールで狙う場合は当然ながらリア側にフックをつけたいわけです。
しかし、根の荒いような場所ではフックが真っ先に根に突っ込んでいく格好になるので、進んで根がかりしにいくようなものです。
根がかりの心配のないような場所では良いのですが、根の荒い場所でジグベイトを使うならリアにフックをつけると根がかりリスクがあがってしまいます。
フロントフックのみの場合、根がかりリスクは減りますが、フォールでのバイトが少なくなってしまう可能性があります。
ジグでの釣りはフォール中のバイトが多いだけに、これは避けたいところです。
このように、ジグベイトを使用するときはフッキング率と根がかりリスクを天秤にかけることになります。
最近は、中層以上の青物狙いに絞っているときはジグベイト、根魚やボトム狙いのときはジグロックと使い分けるようにしています。
【2020年8月5日追記】
ジグベイトよりも細身のセンターバランスのジグ『メタルジグ』が発売となり、上記の問題は解決されました。
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