100均ジグ リアバランス(後方重心)の功罪

釣り方概論

『ジグベイト(細身)』か『ジグロック(太身)』か。

私はどちらかというと、『ジグロック』を多用しています。

それは、『ジグベイト』を使う上で解決できない点があるからです。

※『ジグベイト』はダイソージグの第1世代で現在は廃番となりました。この記事における『ジグベイト』は、同じくリアバランス(後方重心)の第4世代『メタルジグフラット』や第5世代『メタルジグリアバランス』に置き換えて読んでください。

ジグベイト

『ジグベイト』は細身の形状であるとともに、リア(後方)に重心があります。

そのため、遠くへ飛んでくれますし、着水後は釣り人から離れるように沈んでいくことがあるため、着水した場所よりも遠方に着底してくれることがあります(その逆もあり得ます)。

だから、より遠くのポイントを探れる可能性があります。

また、ジャーク&フォールをした際にも、ジャークで手前に来てもフォールで遠方に沈んでくれれば、ポイントをしつこく攻めることができます。

その他、『ジグベイト』は『ジグロック』よりも動きが速いため、見切られにくいと考えられます。

『ジグベイト』のこれらの点については、非常に良いものだと思っています。

 

しかし、問題はフックの取付箇所なのです。

前述のとおり、『ジグベイト』はリア(後方)から落ちていくので、エサを頭から食らいつくようなターゲットをフォールで狙う場合は当然ながらリア側にフックをつけたいわけです。

しかし、根の荒いような場所ではフックが真っ先に根に突っ込んでいく格好になるので、進んで根がかりしにいくようなものです。

根がかりの心配のないような場所では良いのですが、根の荒い場所で『ジグベイト』を使うならリアにフックをつけると根がかりリスクがあがってしまいます。

 

フロントフックのみの場合、根がかりリスクは減りますが、フォールでのバイトが少なくなってしまう可能性があります。

ジグでの釣りはフォール中のバイトが多いだけに、これは避けたいところです。

 

このように、『ジグベイト』を使用するときはフッキング率と根がかりリスクを天秤にかけることになります。

最近は、中層以上の青物狙いに絞っているときはジグベイト、根魚やボトム狙いのときはジグロックと使い分けるようにしています。

 

【2020年8月5日追記】

『ジグベイト』よりも細身のセンターバランスのジグ『メタルジグ』が発売となり、上記の問題は解決されました。

【2024年11月11日追記】

ダイソーから『メタルジグリアバランス』が発売されました。

逆付けもおすすめです。

この記事が面白かったと思った方は、是非以下のアンケートにご協力ください。

質問は「釣りの経験」や「当サイトの関心のあるカテゴリー」など最大7個です。

なお、アンケートはGoogleフォームにて行い、個人情報の収集はありません。

Posted by KEN(運営者)