スプールエッジのキズを補修

リール, タックルメンテナンス方法

大切に扱っているつもりでも、つい落としたりぶつけたりしてしまい、釣り道具に傷をつけてしまったという経験はないでしょうか。

私は年々道具の扱いにも気が回るようになってきていまして、特にリールに関してはリールスタンド(ボディキーパー)をつけることで、傷を劇的に減らすことができるようになりました。

1個1,000円程度

リールスタンドは、ハンドルの反対側に取りつけるパーツで、リールがロッドに装着してある状態で地面に置かざるを得ないとき、上の画像のように置くとボディ下側、ハンドル、ベール、スプールが地面に接触する可能性があります。

リールスタンドがついていれば、リールスタンドを支えに、ボディ下側を上に向けるような恰好で地面に置くことができます。

リールスタンドとロッドが地面についてしまいますが、リールへのダメージは確実に減らすことが出来ます。

ところが、以前釣り場でスプールを交換する際に、誤ってスプールを落としてしまいました。

地面はコンクリートで、運の悪いことに傷が入ったのはキャスト時にラインが触れるスプールエッジだったのです。

見た目は小さいが、指で触るとギザギザを感じる

見た目はそれほど大きなキズではないので気にしないように使ってきましたが、これから大型魚を狙う時期が来るので、この傷と向き合うことにしました。

まず、この傷はラインに影響があるのか調べてみました。

ラインにテンションをかけて、傷の上を往復させてみます。

何回か往復させるとラインが毛羽立ってきました。

ラインの繊維が切れたからです。

ということは、キャストするとその度にラインに少しずつ傷が入ることになりますので、このままではいけません。

替えスプールを購入することも検討しましたが、とりあえずダメもとでヤスリで傷を削ってみることにしました。

用意したもの

用意したものは次の3つです。

・マスキングテープ(ダイソー)

・ヤスリ(1200番、2000番ほか3番手の入ったセット)(ダイソー)

・リールオイル

やり方

まず、削りたい箇所以外の部分を保護のためマスキングテープで覆います。

手が滑って余計な場所を削ってはいけないと、今回は大げさに養生しました。

後はオイルを垂らしたヤスリで少しずつ削っていきます。

慎重に、少しずつ、粗い番手から削っていきます。

削っていくと、次第に塗装の下の銀色の金属が見えてきます。

さらに削り進め、指で触っても凸凹はなくなりましたが、陥没している部分に塗装がめり込んでいる部分がまだあります。

塗装がすべて見えなくなっていないということは、きちんと削り切れていないということですが、ラインが傷つかなければ良いので今回はここまでとしました。

指で触るとつるつるになっていますので、ラインに傷が入る心配はなさそうです。

自己責任で、失敗したら替えスプールを購入するという心づもりでやってみましたが、やって良かったと思いました。

大物がかかっても安心してやり取りできますからね。

実釣を重ねて不具合などがあった場合は報告しようと思います。

釣りをしていればある程度傷がつくのは仕方のないことですが、道具は大事に使っていきたいものですね。


リールの保護に、リールスタンド(ボディキーパー)はおすすめです。

メーカーやリールの種類によって適合するサイズが異なりますので、購入する際は調べてからにしてくださいね。