実験Vol3:ダイソートレブルフックの錆びやすさは改善されたのか
これまで、ダイソーで売られているルアーに標準装備されているフックとリングは、品質が良くありませんでした。
当サイトでは、錆の実験を行ったところ、『ジグロック』と『メタルジグ』についているリングとフックは、どちらもすぐ錆びてしまうという結果になりました。
そして今回、新たな実験を行います。
というのも、3本100円のトレブルフックが発売されたからです。
そのパッケージには、「錆びにくいすずメッキ加工」との文字があります。
従来の4本入りから3本入りに減ったことで単価も上がっています。
期待して良いのでしょうか。
パッケージ
まず、パッケージを見てみましょう。
「よく釣れる!釣具シリーズ」に仲間入り。
サイズは6号。ジグにもミノーにも使えそうな汎用性が高いサイズですね。
3つのフックのうち、左下のフックの1本が外側に開いています。
基本的な品質に改善余地があります。
左が新製品、右が従来品。
パッケージ時裏には特筆すべき点はありません。
従来品はミノー用としていたようです。
では、パッケージを開けて取り出してみましょう。
新製品の方はマット感があります。
実験準備
以前行ったの実験では、次の3つの箇所が錆びやすい結果となっていました。
- リングと接触するフックのアイ部分
- カエシ部分
- フック同士の溶接部分
1.の補足ですが、実際にフックを使用する際にはリングをアイに通します。
そのときにリングがアイのメッキを剥がしてしまい、錆が発生したようです。
そこで、実験の前に、アイにリングを通して外すを3回繰り返し、通常の釣りで想定されるキズをつけました。
また、釣りをすると、フック先端は地面等に自然にあたります。
これを再現するため、フック先端をプライヤーで10回軽くたたきました。
これで準備完了です。
実験開始
塩水を入れた紙コップを4つ用意します。
- 新製品 キズなし
- 新製品 キズあり
- 旧製品 キズなし
- 旧製品 キズあり
※キズは上述のとおりアイとフック先端です。
これで差が出るでしょうか。
半日後
半日後の結果はこちら
右列の2つは旧製品です。
画像右下(旧製品・傷あり)は明らかに錆びが出ています。
1つずつ見てみましょう。
旧製品・キズありでは、カエシと溶接部分に錆が出ています。
旧製品・キズなしでは、溶接部分に若干錆が出ています。
1日後
旧製品(右列2つ)には錆がはっきり出ています。
1日半後
新製品(左列)には目立った錆は出ませんね。
2日後
勝負がつきました。
それでは、1つずつ見てみましょう。
旧製品・キズなし⇒溶接部分から錆が発生
旧製品・キズあり⇒溶接部分から錆が発生
新製品・キズなし⇒溶接部分から若干錆が発生
新製品・キズなし⇒目立った錆の発生なし
キズをつけたアイ部分、カエシ部分は目立った錆は発生しませんでした。
新旧製品どちらも溶接部分が課題のようですが、新製品では錆対策はかなり出来ているようですね。
ただし、今回購入したフックの中は開いているものがあったので、購入する前にじっくりと商品を見て変形していないものを選びましょう。
変形しているものがあったら、不良品として店員へ報告すると他の人が間違って買わなくてすみますね。
ちなみに、メタルバイブのリングとフックでも同様の錆の実験を行いましたが、こちらも錆は発生しにくい仕様になっています。
今後発売される商品は、防錆仕様になっていくのではないでしょうか。
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