【ダイソー200円ジグ】『メタルジグリアバランス』(40g・60g・80g)

100均商品解説

今回は、2024年秋にダイソーから発売された『メタルジグリアバランス』を紹介します。

2024年秋までにダイソーで発売された税抜200円ジグは、『メタルジグフラット60g・80g』と『メタルジグスリム60g・80g』の2形状がありました。

メタルジグフラットとメタルジグスリム

今回の『メタルジグリアバランス40g・60g・80g』はそれに続く第3弾となります。

参考までに、

60g・80gのダイソージグは、『メタルジグフラット60g・80g/税抜200円』、『メタルジグスリム60g・80g/税抜200円』、『メタルジグリアバランス60g・80g/税抜200円』の3種類となり、

18g~40gのダイソージグは、『ジグベイト(廃版)18g・28g・40g/税抜100円』、『ジグロック(一時廃版→再販)18g・28g・40g/税抜100円』、『メタルジグ18g・28g・40g/税抜100円』、『メタルジグフラット18g・28g・40g/税抜100円』、『メタルジグリアバランス40g/税抜200円』と整理できます。

重さは3種類

重さは約40g・60g・80gの3種類で、いずれも税抜200円です。

60g・80gはパッケージの右下に、40gは右中央に重さの表記があります。

40gのダイソージグは従来税抜100円でしたが、『メタルジグリアバランス』は税抜200円になりました。

カラーは3種類

カラーは3種類です。

一般的に「ゼブラ」、「ブルーピンク」、「グリーンゴールド」と呼ばれているカラーラインナップです。

前作の『メタルジグフラット60g・80g/税抜200円』、『メタルジグスリム60g・80g/税抜200円』に続き、本製品でもカラーの表記は見当たりません。

形状は左右非対称で後方重心設計

今回の商品の最も特徴的なのは形状で、後方重心設計(リアバランス)かつ左右非対称になりました。

ジグの目が付いていない側(リア側)に重心が設置されていることにより、センターバランスのジグよりもキャスト時の飛距離を稼ぐことが期待できます。

リア側(右側)の方が厚みがある

また、左右非対称の形状となり、ジグを前後左右上下の6方向から見ると後方から見た場合を除き非対称となっています。

このためジグが回転しにくく、安定性の増加が期待できます。

しかし、これは一般的な傾向の話であり、エッジの丸みや風や水の逃がし方、使用するラインの太さや材質、潮流、アクションの付け方などの影響により結果は異なります。

バランス(重心)

形状の項で記載したとおり、リアバランス(後方重心設計)です。

飛距離が期待できる反面、フォール速度も速いので、根掛かりには注意が必要です。

個人的には逆付けしたフロントバランスでも使用する予定です。

パッケージ

60g・80gは箱型のパッケージで嵩張ります。

箱の上面には開きにくようテープが貼ってあります。

釣り場で開けようとすると苦労するので、予め家で取り出しておくと時間を節約でき、ゴミも出ません。

箱はプラ、台紙は紙ゴミです。

対象魚

パッケージには、サワラ、青物、太刀魚、ヒラメと記載がありますが、フィッシュイーターならなんでも狙えます。

ハタやソイ、アイナメといった根魚も釣れるはずです。

使いどころ

重心が偏っていますので、後方重心として使えば遠投して広く探れるでしょう。

逆付けして前方重心として使用すれば、カーブフォールの姿勢が後方重心で使用した場合より水平になり、自然な姿勢に近づくのではと期待しています。

フックは交換または補強する

ダイソージグは、従来からフックの評価が高くありません。

品質が安定しておらず、すぐに錆びます。

交換するか、付属のフックを使う場合はセキイトに瞬間接着剤を染み込ませて補強しておくと良いでしょう。

使用前の懸念点

実釣前の時点で個人的に気になることを3つ挙げると、引き抵抗、遠投性能、アクションです。

引き抵抗については、従来のダイソージグよりもエッジが立っているので、引き抵抗が大きいのではないかと考えています。

遠投性能については、後方重心設計だからといって必ずしも遠投できるわけではなく、投げ方等によって飛行姿勢が崩れると思ったより飛ばない可能性があります。

対称な面が少なく、入力(操作)と出力(ジグの動き)の関係を把握するのに少し時間がかかりそうだなと思いました。

既に述べましたが、使用するタックルや潮流などいろいろな条件が絡み合うことになるので、実釣を重ねて確かめていきたいと思います。

初心者も使えるが、どちらかというと玄人向けの商品

魚を釣る性能という点では、従来品とそれほど変わらないと思います。

時間帯と場所を合わせられれば難しいアクションは必要なく、フォールやただ巻きといった基本的なアクションで魚は釣れます。

しかし、後方重心かつ左右非対称となると、一体どんな動きをするのか、どういったシチュエーションで使うのか、どうしたら使いこなせるかと想像が膨らみます。

これまでダイソージグを使ってきた釣り人は、後方重心設計や左右非対称の商品を販売して欲しいと願っていた人が多かったのではないでしょうか。

後方重心設計であった第1世代の『ジグベイト』からダイソージグを愛用してきた私もその一人で、今回の『メタルジグリアバランス』はこうした願いを叶えてくれた待望の商品です。

そういう意味で、今回発売された『メタルジグリアバランス』は、初心者から玄人まで楽しめる商品だと思います。

どんな伝説が生まれるのか楽しみですね。

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Posted by KEN(運営者)