【動画解説】レガリスのラインローラーにベアリングを追加

スピニングタックルデビューの記録(since2020)

今回、赤丸部分(ラインローラー)にベアリングを入れてみました。

 

上の段が元々構成されている5つのパーツです。

右から2つ目の金色のパーツと、3つ目の白色の樹脂カラーを下の段の金属製のベアリングワッシャー2つに交換します。

 

ベアリングに交換すると、

・ラインローラーの回転がスムーズになるためラインとの摩擦が起きにくい

・糸が撚れにくい

といったメリットがあるそうです。

 

ベイトリールではベアリングを交換した経験があり、確かに回転はスムーズになります。

こちらの効果のほどはいかほどでしょうか。

 

効果には様々な謳い文句がありますが、基本的には回転性能のUPのみです。

 

そして、もちろんデメリットもあります。

 

まず、樹脂カラーのメリットから説明すると、

・オイル、グリスを差す量が少なくて良い→メンテナンスが楽、ホコリやゴミが付きにくい

・錆びない

・軽い

・熱に強い

といったことが挙げられます。

 

金属製ベアリングのデメリットは上記の裏返しなので、

・メンテナンスが大変(頻繁にオイルかグリスを差す)

・ホコリや汚れがついていないか定期的に分解して清掃

・錆びたりホコリがつくと樹脂製のものより回転性能が劣ったり、他のパーツを錆びさせる

といったことになります。

 

専用のオイル又はグリスを持っていなかったり、定期的なメンテナンスが出来ない場合は初期設定のままで良いと思います。

ベアリングは1個数百円程度です。

もし、金属製ベアリングにすることでリールの性能に大きな影響を与えるなら、メーカーは数百円の値段を上げてでも初期設定するでしょう。

でも、していません。

なぜか。

 

デメリットの方が大きいからです。

ラインローラーはラインを伝った水に触れやすい場所です。

海で使う場合、海水やホコリが隙間から入り込みますので、金属製ベアリングだと錆びたり回転しなくなったりすることが容易に想像できます。

 

だから、メンテナンスができない初級者が買うような価格帯のリールには、樹脂製の方が適しているのです。

ちなみに、超高級リールはノンメンテナンスでも性能が落ちにくいようにな特殊なベアリングを使用していいるものもあります。

 

交換する気を削いでしまったかもしれませんが、交換したときの様子をYouTubeにUPしましたので、興味ある方はどうぞご覧ください。

リール番手:ダイワ(DAIWA) レガリス LT3000-CXH

ベアリングサイズ:内径3㎜×外径6㎜×幅2.5㎜

ワッシャーサイズ:内径3㎜×外径4㎜×厚さ0.5㎜

ハンドルの樹脂カラーもベアリングに交換することが出来るらしいですが、こちらもホコリや汚れが入り込みやすい場所なので、メンテナンスしない人にとってはデメリットの方が大きいため、樹脂のままで良いと思います。

 

ベアリング追加をしようか考えるときは、回転性能だけを求めず、自分はどんな使い方をし、ベアリングと樹脂製カラーのどちらが合っているかを考えてみることが大事だと思います。

 

スピニングリールのラインのヨレについての記事はこちら↓