セリアのジグ

100均商品解説

(※2021年8月に記事を大幅に書き換えました。)

セリアのMETAL JIG

2021年3月、100円ショップSeria(セリア)で『METAL JIG』が発売されました。

早速入手したので、ダイソーの『ジグロック』と比較しながら、スペックを見てみよう。

 

重さ

重さは40g,28g,18gの3種類があることを確認した。

ウエイトのラインナップは、ダイソーのジグと全く同じ。

カラー

カラーは、レッド×ゴールド、ブルー×シルバー、ブルー×ピンクの3種類があることを確認した。

ブルー×ピンクはダイソーのジグロックと配色が同じだが、ピンク色に塗られている場所が若干違う。

セリアのジグにはボディ半分に塗られているが、ダイソーのジグは側面のみに塗られている。

これは意図的なものだと思うが、誤差の範囲内なのかはまだわからない。

セリアの『METAL JIG』(上)とダイソーの『ジグロック』(下)はピンクの配色の違い
セリアの『METAL JIG』(左)とダイソーの『ジグロック』(右)はピンク色に塗られた部分が若干異なる

パッケージ

外観を見ると、セリアの『METAL JIG』パッケージの形状はダイソーの『ジグロック』と同じようにみえる。

ダイソー(上)とセリア(下)のジグのパッケージは同じように見える

パッケージを開け、中に入っている紙を展開してみると全く同じ形状だ!

セリア(左)とダイソー(右)の紙の形状は同じ!

結論:セリアの『METAL JIG』とダイソーの『ジグロック』は同じ形状

ジグ本体、フック、リングはいずれも非常に似ているが、最終的にはパッケージ内の紙の形状が決め手となり、現時点ではセリアの『METAL JIG』とダイソーの『ジグロック』は同じ形状であると判断してよさそうだ。

違うのはカラーラインナップのみということになる。

 

ジグロックのカラーラインナップ (上からブルーピンク、シルバー、グリーンイエロー)

ダイソーとセリアの関係

セリアはダイソーの商品をパクったのではないか。

そんな声が聞こえて来そうだが、ここは慎重に考えてみる必要がありそうだ。

まず、許可なく他社の商品をパクったと仮定すると、消費者の間で炎上し、企業の信用が落ちることは間違いない。

SNSの発達した現代であれば情報の伝達速度は凄まじく、匿名性がそれに輪をかけることは誰でも容易に想像がつく。

また、ダイソー((株)大創産業)も競合調査を当然しているだろうから、類似商品を販売されたと気がついたら、セリア((株)まるき)に対して商品販売差し止めなどの申し立てをするであろう。

そのような動きがあるとすれば、法的な手続きを淡々と行い、企業間で解決の道を探ることになる。

しかし、こうした法的な働きかけをしてないとすれば、ダイソーはセリアが類似の商品を販売することに関知しない(問題ない)と考えていると推察できる。

蛇足だが、(株)大創産業が独占販売する権利を(株)まるきにいくらで譲渡したのか、外国の製造者が(株)大創産業と(株)まるきの双方に販売しているのかなどの詳細を一般消費者は知る由もない。

加えて、(株)大創産業が上場準備をしているとの憶測もあり、不採算商品を切り捨てていることが影響しているとも考えることができる。

 

ここから私の推測だが、(株)大創産業は今後『ジグロック』についての販売を止める可能性がある。

ダイソーは2020年7月までに『ジグベイト』、『ジグロック』という2種類のメタルジグを販売していた。

ところが、2020年8月に『ジグベイト』を廃版とし、『メタルジグ』という商品名のメタルジグを新たに発売したのである。

ややこしいので説明するが、ルアーの種類の一つに「メタルジグ(通称ジグ)」というカテゴリーがあり、ダイソーはメタルジグに細身と太身の2種類の形状を用意し、それぞれ『ジグベイト』、『ジグロック』という名称をつけて販売したのである。

ところが、2020年8月にメタルジグというカテゴリーで最も細身の形状の『メタルジグ』という商品を販売したため、メタルジグカテゴリーに『ジグロック』と『メタルジグ』の2種類の商品が存在することなった。

例えるなら、トヨタ社が『クラウン』と『レクサス』という2種類の車を販売していたが、『クラウン』の代わりに『トヨタ』という車を新たに発売したため、トヨタ社のラインナップが『レクサス』と『トヨタ』の2種類になったようなものだ。

商品名とその上位にあるカテゴリー名に同じ名称を使ったのだ。

これは誰が考えてもややこしい。

 

話を戻すと、

2020年8月にダイソーのメタルジグというカテゴリーの商品は、『ジグロック』と『メタルジグ』の2種類になったので、カテゴリー名と商品名が同一の『メタルジグ』のみ残して、『ジグロック』はいずれ発売中止になるかもしれないと予想したのである。

 

私はダイソーの『メタルジグ』より『ジグロック』の方が好きなので、ダイソーの『ジグロック』がなくなることはとても寂しい。

でも、セリアで『METAL JIG』として販売してくれるのであれば、引き続き手に入れることが出来る。

カラーラインナップは違うが、カラーで釣果が有意に変わると思っていないのでそこは気にしていない。

 

ダイソーには、以前は細身形状の『ジグベイト』と太身形状の『ジグロック』の2種類があり、カラーも3種類ずつ、重さも3種類あった。

『ジグベイト』と『ジグロック』のアクションの違いや使い分けを考察したり、ウエイトによってタックルを変えたり、カラーが釣果に差が出るかといったテーマの記事も書くことができたが、ダイソーの『メタルジグ』一種類になると、形状の違うジグで釣り分けたりできなくなってしまう。

 

杞憂に終われば良いのだが、今後もこのサイトの運営を続けるとしたら、比較対象となるジグを探さなければならない。

有名メーカーのジグと釣り比べといった企画も検討してはいる。

ちなみに、既に別サイトで激安ルアーを使った釣りのページの運用を始めている。

 

キ〇ンドゥも対抗してジグを出してきたら、比較サイトが出来て面白そうなのだが。

 

ダイソージグのファンは全国に大勢いる。

企業が商品化するにあたって欲しいルアーをアンケートするならば、それだけで大盛り上がりになって宣伝効果があるだろうし、SE〇YUみたいにお客様テストに合格し続けた商品のみを発売するという手法ができれば固定客が着くと思う。

ただ、どちらもコストの問題がありますが。

 

セリアのマイクロジグ

セリアには、5gの「マイクロジグ」も売っていた。

カラーはブラックシルバー、ブルーゴールド、ピンクゴールドの3種類。

釣り人口の多いエリアでは、おそらくこちらの方が注目度は高いでしょう。

それにしても、ロゴのデザインが〇イワに似ていると思ったのは私だけだろうか…。

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Posted by KEN(運営者)