ダイソー『スピンテールジグ』7g 10g 14g
2021年9月、ダイソーから『スピンテールジグ』が発売されました。
最寄りの店舗では、カラーは1種類のみ、ウエイトは7gと10gの2種類がありました(追記:2022年2月には14gも発売されています)。
パッケージは前作『メタルジグマイクロ』と同様で簡素化されており、ゴミが少なくてGOODです。
それでは、詳しくみていきましょう。
ウエイト
重さは7g、10g、14gの3種類が確認できました。
本体の形状は同じで、10gは7gよりも一回り大きく作られています。
テール部分(ブレード)の大きさは同じようです。
『メタルバイブ』は当初7g、10g、14gが発売され、後に20g、28gが追加で店頭に並びましたが、スピンテールジグも今後バリュエーションが増えることがあるかもしれません。→14gが追加発売されました。
カラー
カラーはグレー1色。
カラーが1色という点と、アイが赤いという点は『メタルバイブ』同様ですね。
使い方は?
パッケージには「水深があるエリアの攻略に!ブレードが回転して広範囲へアピール!」と記載があります。
後半部分は良いとして、水深があるエリアというのは淡水の話でしょうか。
海で水深があるエリアでこのウエイトで攻略するというのは、結構難易度が高いと思いますので、慎重に考えた方が良いでしょう。
また、このサイトでは毎度指摘していますが、水深が浅いところの動きと深いところではアクションが変わることに注意してください。
浅いところではブレードが動いていても、深いところで同じようには動きません。
あくまで推測ですが、水深2m未満ならきちんとブレードが回るのではないでしょうか。
対象魚
対象魚は、青物、シーバス、クロダイ、ヒラメ、ブラックバスなどとあります。
釣れる可能性は十分ありますが、ツッコミどころは結構あります。
一つだけ言うなら、「青物」とはどの魚種で、サイズはどれくらい想定しているのでしょうか。
このウエイトでこの形状のルアーで青物を釣るには、状況がかなり限定されてしまうと思います。
青物を釣りたいなら、ダイソー『ジグロック』や『メタルジグ』という他の商品があります。
使用例
①「道糸をスプリットリングに…」⇒ルアーフィッシングのジャンルでは、道糸という言葉はほぼ使いません。前作でも指摘しましたが、宙層と同じでジャンルと年代が透けて見えます。
②「リールを巻く動作でブレードが回転し、魚を誘います。」⇒補足すると、ブレードは通常水の抵抗があれば回転しますので、リフトでもフォールでも回転します。ブレードを回転させる方法はリールを巻く動作だけではありません。
注意点:フックの交換
100均ショップで売られているルアーは、フックの品質が良くありません。
尖っていないものがある、錆びやすい、最初から曲がっているなど気になる点が多くあります。
今回も材質は従来通りの炭素鋼で、曲がっているものがありました。
気になる人は使用前に交換した方が良いでしょう。
使いどころ
辛口な指摘もさせていただきましたが、海で使うなら港内など潮の流れが緩やかところやサーフや河口、ゴロタ海岸など浅いところが良いと思います。
アクションはただ巻きがメインで、リフト&フォールも良いでしょう。
ラインは細めで、PEなら0.6以下、ナイロンやフロロカーボンなら8lb以下が使いやすいと思います。
青物を狙うなら表層速巻きやボトムから速巻きが良いと思います。
スピンテールジグはブレードが回らなくても釣れるので、ボトムすれすれを巻くアクションでも良いと思います。
魚のサイズはおそらく30㎝以下が中心になるのではないでしょうか。
しかし、何が起こるかわからないのが100円ルアーの魅力ですので、先入観にとらわれずいろいろと試してみると良いと思います。
深い場所や中型以上の青物も狙う場合は、ダイソーの『ジグロック』や『メタルジグ』にブレードをカスタマイズする方法があります。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません