ダイソー『メタルジグ』のリニューアルは改悪か⁉
2020年夏からダイソーで発売されている『メタルジグ』。
パッケージが1年ぶりに刷新されました。
パッケージ表面
ダイソーの『メタルジグ』のカラーは、次の3種類があります。
①イワシカラー
②全身が白っぽいグローカラー
③白と紫のシマ柄のグローカラー
このうち、パッケージが刷新されたことを確認したのは②と③で、上の画像だと左側の「光で誘う」と書いてあるパッケージが2020年夏に発売された旧版で、右側のパッケージが2021年秋頃(正確な時期は不明)に発売されている新版です。→2022年2月にイワシカラーもパッケージが新しくなったことを確認しました。
パッケージ表面に記載されている内容は新旧でそれほど変化はなく、カラーが「イワシ」と表記され、また、「グロー」から「フルグロー」、「パープルゼブラグロー」とそれぞれ区別されてわかりやすくなりました。
パッケージ裏面
続いて、裏面を見てみましょう。
使用方法として、ルアーへの結び方が記載されるようになりました。
この結び方ユニノットで、結び方は簡単ですが一般的に強度は低いとされています。
次に材質に注目してみます。
本体:鉛・アンチモン⇒鉛合金
針:ハイカーボンスチール⇒炭素鋼
と記載が変わっています。
まず、本体についてですが、鉛単体は柔らかい材質のため、アンチモンなどの他の金属を混ぜることにより強度を増加させます。
アンチモンの価格上昇等が背景となったのか、今後は強度を上げるために混ぜる素材はアンチモンに限らないということなのでしょう。
次に、針についてですが、2020年夏に第3世代『ジグベイト』が発売されるにあたり、第2世代に使用されていたカーボンスチール (炭素鋼) からハイカーボンスチールにグレードアップされました。
ところが、今回、このハイカーボンスチールからカーボンスチール(炭素鋼)にグレードダウンしたことになります。
つまり、今回の『メタルジグ』のリニューアルを総合的に考えると、内容的にはグレードダウンとなった可能性があります。
新型コロナの影響で東南アジアの工場が操業停止になったり、物流にも影響がありましたし、2021年はアルミや銅の価格が高騰しましたので、そうした影響を受けたのかも知れません。
ちなみに、『メタルジグ』のイワシカラ―のパッケージデザインは2020年夏に発売されたままのものしか見つけられませんでしたので、今後カーボンスチールの記載に変更する可能性もありそうです。→2022年2月に変更を確認。
個人的には、標準装備のフックはすぐに別のものに替えますし、本体が岩やコンクリートに当たって塗装が剥がれてボコボコになっても釣れるので、今回のマイナーチェンジは釣果に大した影響はないと考えています。
それよりも、『メタルジグ』や第4世代に力を入れすぎて、第2世代の『ジグロック』が発売停止になる方が恐ろしいです…。
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