スナップとサルカン
100均ジグにラインを接続するとき、私は必ずスナップとサルカンの両方を使っています。
最近の海のルアーフィッシングにおいてはスナップ単体が主流となっており、サルカンを使う人はほとんどいません。
また、海のルアーフィッシングではスナップを使うことが一般的であっても、超ライトな釣りやワームの釣りではスナップを使わずにアイに直結したり、逆に大物釣りではスナップの代わりにリングを使用したりと、ルアーへの接続方法は多様です。
今回は、なぜスナップとサルカンを使っているのか、説明したいと思います。
スナップ
まず、スナップについて説明します。
これはみなさん馴染みのある道具だと思いますが、スナップを使うことでルアーの交換が非常に簡単にできるようになります。
スナップの形状はもさまざまあり、一般的に大きさに比例して強度があがります。
気を付けることは、以下の点です。
①魚がかかった後暴れると、ルアーが振り回されるのでその反動で開いてしまうことがある
②大型魚には延ばされることがある
③小さすぎると開閉に苦労し、大きすぎるとフックが絡まりやすい
④開閉をするたびに金属疲労を起こすので、強度が落ちていく
⑤スナップのアイを留める側が細長い形状だとアイの可動域が狭く、丸みを帯びた形状だとアイの可動域が広くなる
100均ジグの釣りにおいては、⑤は気にしなくて良いと思います。
①については別途記事にしていますが、フックをスナップに接続する場合は、ルアー、フックの順に接続するようにしましょう。
②、③のサイズ感については、自分の使いやすい大きさを見つけると良いでしょう。おすすめの大きさは記事の下の方に載せました。
④については、変形したり、開閉に力がいらなくなったと感じたときは既に交換時期が来ています。
サルカン
サルカンにもいろいろ種類がありますが、スナップほど種類は多くありません。
大きく違いがありそうなのはパーツ内のボールベアリングの有無くらいで、ボールベアリングが入っているサルカンの方が値段ははるかに高いです。
サルカンは強度が異常に高く、ラインを結ぶのが困難なほど小さいサイズでも十分な強度があります。
そのため、ラインが結べる一番小さいサイズを選べば良いと思います。
なお、メーカーやブランドによって同じ番手でもサイズ感や強度が違うので、見た目(ラインが結べそうか等)で選んで良いと思います。
サルカンの役割は何と言ってもラインのヨレを解消することにあります。
どれほどの効果があるかはきちんと検証したことはありませんが、ライトな釣りではサルカンを使うか否かでラインのヨレの差を実感します。
最近はPEラインでの釣りが主流になっているので、もしかしたらナイロンラインやフロロカーボンラインをメインラインとしてリールに巻いたことがない人もいるかもしれませんが、スピニングリールを使う限り、ラインは必ずヨレます。
PEラインはヨレてもコシがないのでわかりにくく、ヨレが限界まで蓄積されるとバックラッシュの要因になるそうです。
私は100均ジグでの釣りにおいてバックラッシュした記憶がありませんが、これはサルカンのおかげかもしれません。
サルカンを付けない方がジグの動きは良いのかもしれませんが、ライントラブルとトレードオフの関係であれば、ライントラブルレスを取ります。
また、現存の100均ジグは左右対称なので、左右非対称のものが発売されればライントラブルはいくらか軽減されると思います。
ちなみに、サルカンはスイベルとかタルカンとか呼ばれますが、ここでは区別していません。
おすすめのスナップとサルカン
これまでに、スナップとサルカンはいろいろな種類を使用して試してきました。
強度を優先するとつけ外しが難しかったり、価格を優先すると品質にばらつきがあったりしましたが、強度、利便性、価格を総合的に考えると、ほとんどのケースでは以下のもので十分だと考えています。
サイズは小さい8号~5号まで使用したことがありますが、8号サイズでも4㎏のヒラマサ・ブリくらいであれば獲れます。
5㎏を超えるような魚を狙う場合は、強度の高いスナップとサルカンを別途購入して組み合わせり、スナップの代わりにリングを使用した方が安心です。
ダイソーのスナップは強度に不安あり
ちなみに、ダイソーにスナップとサルカンが売られています。
スナップは「ワンタッチスナップ 0号」、サルカンは「サルカン 6号」のサイズ感がマッチします。
下の図のように、スナップの2か所をを爪で外し、サルカンを通して元に戻せばスナップ付きサルカンの完成です。
2023年9月、35㎝弱のサバ2本が同時にかかり、堤防へ抜き上げることは出来ましたがスナップが変形してしまいました。
ダイソーのスナップは強度に不安ありですね。
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