ショアジギング/ダイソージグ ハイギヤリールとローギヤリールのメリット・デメリット おすすめはどっち?

ダイソージグタックル

ハイギヤ・ローギヤとは

「ショアジギングをするならリールはハイギヤの方が良い」、「巻物ならローギヤ」、といったことを見聞きしたことのある方も多いのではないでしょうか。

中には「もっているリールはすべてハイギヤ」とか、「ローギヤ以外ありえない」といったこだわりをもつアングラーもいます。

この「ハイギヤ」や「ローギヤ」はリールの性質の1つを表すもので、リールに組み込まれているギヤの種類によって、ハンドルを回転させたときに巻き取ることが出来る糸の長さへ影響します。

ハイギヤのリールはハンドルを一回転させたときにローギヤのリールよりも多くの糸を巻き取ることができます。

 

ハイギヤ・ローギヤの定義や記載方法はメーカーによって異なりますが、例えば『18 レガリス LT3000-CXH』なら、最後の「XH」がギヤの記載にあたります。

これは

X:エクストラ

H:ハイギヤ

という意味で、このメーカーではギヤ比が6.0以上のものを「XH」と定義し、この商品のギヤ比は6.2のためXHとなっています。

 

ハイギヤとローギヤのメリット・デメリット

ハイギヤリールのメリットは、

  1. ルアーの速巻きがしやすい
  2. ルアーの回収速度が速いのでナブラ打ちがしやすい
  3. 抵抗が大きく巻く力が必要なため、ハンドルでアタリなどの変化を感じやすい

一方でデメリットは、

  1. 巻きが重い(特に巻き始めが重い)
  2. ラインテンションが不均衡なため、ライントラブルが起きやすい(特にスピニングリール)
  3. 耐久性が劣る

と言われています。

ローギヤリールのメリットとデメリットはハイギヤリールの逆になるので割愛します。

 

ここで注意が必要なのは、同じリールの番手違いを使用した場合の比較であるということです。

たとえば、3000番のハイギヤリールと5000番のローギヤリールでは、そもそもリール本体の大きさが違うので巻き取る速度は後者の方が速い場合があり、ハイギヤリールでも標準装備よりハンドル長が長いものに交換していれば、性能はローギヤよりに近づきます。

 

メリット・デメリットをさらに深堀りしてみる

上記のメリット・デメリットをさらに深堀りして考えてみます。

まず、ハイギヤリールのメリットについて、

1.ルアーの速巻きがしやすい

については、ローギヤリールでもリールを速く巻けば問題ないでしょう。

次に、

2.ルアーの回収速度が速いのでナブラ打ちがしやすい

についてですが、ナブラが発生したところに投げ、反応がなければ高速回収してすぐに打ち直す釣りになる場合は大きなメリットでしょう。

最後に、

3.抵抗が大きいため巻くのに力がいるので、アタリなどの変化を感じやすい

と言われていますが、実際のところ、ハンドルでアタリなどの変化を感じられる場面は少ないと思います。

例えば、ルアーアクションがただ巻きなど単調である場合で、ルアーの動きが規則正しく、さらに管理釣り場のように流れが単調な場合には可能だと思います。

しかし、ダイソージグを扱うようなショアジギングにおいては、ジグが不規則に動く上、潮の流れも複雑です。

ましてロッドアクションをしながらであれば、ハンドルの巻き心地で微細な感触を得ることは不可能に近いでしょう。

つまり、ハンドルに影響与える要素が多い釣りほど、このメリットは霞むことになります。

 

(物理学の理論的な話では、巻く力が大きいがハンドル回転数が少ないハイギヤと、巻く力が小さいがハンドル回転数が多いローギヤのアングラーの消費エネルギーは同等となるはずです。)

 

次に、デメリットについて考えてみると、

1.巻きが重い(特に巻き始めが重い)

については、比較しようとせず初めからそういうものとして使えば実釣に影響はないでしょう。

次に、

2.ラインテンションが不均衡になるため、ライントラブルが起きやすい(特にスピニングリール)

ですが、特にスピニングリールでラインがたるんだ状態から巻き始めた場合にはトラブルは起きやすいでしょう。

最後に、

3.耐久性が劣る

については、壊れるほど使い込んだことはありませんが、構造上ハイギヤリールの方が負荷がかかりやすいといえるでしょう。

 

このように考えてみると、ハイギヤリールは、以下の特徴にまとめられます。

メリット①:高速回収しやすいのでナブラ打ちに有利

デメリット①:ライントラブルが起きやすい

デメリット②:耐久性が低い

 

筆者の釣り方を踏まえた見解

ここで、筆者の経験に基づく見解を述べます。

私がショアジギングをするとき、ギヤ比はベイトタックルなら6.2~7.1、スピニングなら4.8~6.2を中心に使ったことがありますが、

『ベイトタックルであればギヤ比は高くても良いが、スピニングタックルであればギヤ比は低くても良い』

と考えています。

前提として、筆者のダイソージグでのショアジギングアクションはボトム付近のリフトアンドフォールが基本です。

ボトムから30㎝以内を狙うイメージで、魚がシビアな状況ではそのレンジよりルアーが浮いてしまうと釣れません。

そこで、ルアーが浮きあがらないように注意することになりますが、ここでベイトタックルとスピニングリールのハンドルの差が釣果に大きく影響することになります。

一般的に、ショアジギングで使うサイズのベイトリールはダブルハンドル(ハンドルノブが2つ)ですが、スピニングリールはシングルハンドル(ハンドルノブが1つ)です。

最近のリールは巻き心地が優秀で、このことがあだとなり、スピニングリールのシングルハンドルではハンドルノブの自重がハンドルを回す手伝いをしてラインを巻き取り過ぎてしまうため、ルアーが浮いてしまうのです。

特に番手の大きいスピニングリールはラウンドタイプのノブのため重量があり、この状況が起きやすくなります。

さらに、ワンピッチジャークをやるときに顕著になるのですが、シングルハンドルはハンドル1回転が一番しやすく、半回転も慣れればできるのですが、慣れないと1/4回転といった微調整はスピニングリールでは難しいのです。

しかもスピニングリールはベイトリールよりも一般的に巻取り量が多いので、ハンドルの回転をしっかり制御しないと、ルアーが浮きやすくなります。

 

これに対し、ベイトリールは巻取り量が少なく、ハンドルがダブルハンドルでバランスがとれているため、余計にラインを巻き取ってしまう状況が起きないのです。

また、ハンドル1/2回転もやりやすく、さらにはロッドを持つ手の指を伸ばしてハンドルを回すこともできるので、1/8回転のようなちょっとだけ巻きたいときの操作もできます

レンジを考えなくても釣れるような状況では問題ありませんが、ルアーのレンジキープが必要な状況では、意図せずラインをに巻き取り過ぎてしまうことは釣果に大きく影響します

 

おすすめはどっち?

一般的には「好みです」とか「釣り方に合わせて選びましょう」といった結論が多く、それはそれで間違いではないのですが、

今回は上記の理由から、ダイソージグを使ったショアジギングでは、

スピニングリールは、単調なリトリーブ中心の釣りをする場合はハイギヤ。

ベイトリールは、ハイギヤ。

と結論します。

 

(通常、番手やターゲットによって推奨されるギヤ比がある程度決まっています。

例えば、汎用リールの場合、小さい番手はローギヤとハイギヤと両方がありますが、大きい番手はハイギヤ中心で、トラウトをルアーで狙うならハイギヤ、海の船釣りならローギヤといった具合です。

しかし、ショアジギングはスピニングリールでいう2500番以上の番手になり、2500番~4000番クラスは特に汎用性が高いためギヤ比の種類が豊富にラインナップされていますので、ハイギヤとローギヤどちらを購入すべきか頭を悩ませることになるため、参考の一つとして本記事を作成しました。)

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ダイソージグタックル

Posted by KEN