釣りの服装について
今回は、自分が釣りをするときの服装で気をつけていることを記事にしてみました。
主に防波堤でのショアジギングを想定したものです。
それでは、早速上から順に紹介していきます。
帽子
帽子は必須です。
日差しを遮ることと、ルアーやロッドが頭にぶつかったり転んだりしたときなどに頭を保護することが目的です。
防水又は撥水加工がされているもので、夏は薄くて通気性の良いもの、冬は耳まで隠れるニット素材のものが良いでしょう。
帽子の形状は様々ありますが、筆者は横顔や首への日差しを遮ることができるハットタイプを使用しています。
髪型はぺったんこになるし夏は蒸れますが必須アイテムです。
バラクラバ
目出し帽と言った方がイメージが湧きやすいでしょうか。
頭からかぶって鎖骨あたりまでくるものもあります。
被った姿はタコの頭のようになります。
髪型はぺっちゃんこ、女性であれば化粧が落ちてしまうでしょう。
しかし、首から上は目の周り以外の皮膚を完全に覆うことが出来るので日差しや防虫対策は万全です。
筆者は夏は薄手の冬は厚手のバラクラバを使用しています。
その上に帽子を被っています。
サングラス
水中が良く見える上に、まぶしさを軽減させ、紫外線から目を保護することができます。
また、誤って飛んできたルアーや砂埃、潮しぶきなどからも目を守ることができます。
何よりも目の疲労を激減する効果が大きいですね。
釣りをした後、目がしょぼしょぼしたことはありませんか。
釣り場では、太陽からの直接の光に海面で反射された光も加わるので、かなり強い光が目に入ることになります。
だから目の疲労対策が必要なのです。
サングラスは偏光サングラスのものがおすすめです。
海面による光の反射が抑えられるので、日中はラインや海中が良く見えるようになります。
レンズの色は様々ありますが、色によって適した時間帯があったり、カットできる光の量が異なったりします。
値段は安いものから高いものまで様々あり、筆者は最初2,000円前後のランニング用のものを購入しましたが、それでも十分効果がありました。
今は持ち運びの利便性を考えて折り畳み可能なタイプを使用しています。
さて、ここまで首から上を説明してきましたが、バラクラバにサングラス、帽子を身に着けると、ほぼ皮膚の露出がありません。
実は、皮膚が刺激を受けると体は疲労します。
日光や虫といったわかりやすいものから、少しの風まで、皮膚が刺激を受けると体は疲労するものです。
そのため、出来るだけ皮膚を出さないことが疲れない秘訣です。
ネックウォーマー
バラクラバは皮膚の露出を大幅に抑えられるのでおすすめなのですが、見た目がアレなので身に着けている人はあまりいません。
その代わり、せめてネックウォーマーは使用しましょう。
夏は薄手のものを身に着け、暑くなったら水をかけるとひんやりして気持ちが良いです。
冬はフリースが暖かくて良いでしょう。
特に冬場は首を温めないととすぐに体が冷えてしまいます。
真冬はバラクラバ、ネックウォーマー、フードで首を外気に触れさせないようにすると効果的です。
上半身のインナー(ベースレイヤー)
実はコレだという素材がまだ見つかっていませんが、ストレッチ性のあるものを着用するように気を付けています。
夏は、スポーツ用の通気性の良い素材や接触冷感・抗菌・防臭の素材を身に着けています。
冬は寒さ対策として、空気を閉じ込めるような素材を身に着けています。
登山の服装を調べると、レイヤリングという考え方が出てきますので、気になる方は調べてみてください。
ミドルレイヤー
肌に最も近いインナー(ベースレイヤー)とアウターレイヤーの中間着に相当するものです。
真夏を除けば、朝晩は海辺は気温が下がるので、これを着たらちょっと暑いかもと思う程度のものを用意しましょう。
夏はベースレイヤーを重ね着したり、ジャージ素材などを着用し、夏以外はフリースを着ています。
フリースは家で着古したものを着ていますが、空気の層をまといながらも適度に通気性があるので、突然風が吹いても暖かいですし、暑いときは前を開けたり脱いだりして調整ができます。
こちらもストレッチ性のあるものか少し大きめのものを着用しています。
アウターレイヤー
防水透湿性、フード付き、ポケットのあるもの、擦れに強い素材であることがマストで、動きやすいように少し大きめかストレッチ性があれば尚良しです。
寒いときにインナーを重ね着できるよう少し大きめのサイズを選ぶようにしています。
袖口にマジックテープのベロがついているものであれば袖が邪魔にならないのでワンサイズ大きくても良いでしょう。
私は普段アウトドアブランドのレインウェアを着用しています。
耐久性が高い上に雨、風、ほこりなどの汚れを落としやすく、丸洗いが出来るので大変気にっています。
グローブ
手袋ですね。
これもマストです。
日差しや防虫対策、フックや釣り場に落ちているゴミなどでケガしないことが目的です。
また、釣った魚のヒレに刺さるリスクも下がりますし、手に臭いが付きにくい効果もあります。
私は手の平が革素材のものを使用しています。
釣った魚のほか、岩や木を掴んだり、テトラポッドを移動するときは手をついたりするので、特に擦れに対する強度が必要だからです。
以前100円ショップの5本指の薄い手袋を買ってきて、ハサミで指の部分を3本カットして使用していたこともありますが、すぐに破れてしまうのとフックが刺さりやすい素材だったので、数回使用すると使えなくなってしまっていましたが、しっかりとしたものを購入したところ、あまりに良すぎて手放せなくなりました。
丸洗い可能なタイプで、海に限らず、渓流でも常に着用しています。
リストバンド
キャストするときなど、腕を上げると手首が露出されがちです。
リストバンドはこの隙間を埋めてくれます。
日差しや防虫対策のほか、特に冬季は寒さ対策に効果を発揮します。
また、雨天時に雨水で袖がぬれたりしないよう防水のリストバンドもあります。
とにかくおすすめのアイテムなので、100円ショップで売っているような安いものでも良いので一度試してみてください。
ここまでで上半身は終了しました。
下半身
下半身についても、上半身と同様、肌を露出しない(特に足首以下)、動きやすい、アウターは防水透湿のものを基準とし、冬季は防寒対策として重ね着すれば良いでしょう。
私は冬の釣りではヒートテック、フリース、アウターの3枚を基本とし、極寒の際はヒートテックをさらに1枚追加します。
靴は防波堤であればお好みで良いと思いますが、紐が長すぎたり、ペラペラで歩くと疲れるような靴は避けた方が良いでしょう。
冬は靴下を2枚履きできるよう、大きめの靴を選びます。
足が寒くてリタイアする人は結構いるので気を付けましょう。
まとめ
今回紹介した中では、バラクラバとリストバンドはあまり聞いたことがなかったのではないでしょうか。
価格はそれほど高いものではないので、気になる方は一度試してみてください。
今回の記事は、ある程度釣りやアウトドアをしている人にとっては新しい発見はなかったと思いますが、初心者と釣りに行くと、帰りたい理由のほとんどが「釣れない」より「寒い」というものだったため、知らない人もいるであろうと思い、さらっとではありますが書いてみることにしました。
釣りの服装は意外と身に着けるものが多く、重ね着が基本となります。
釣りの服装の難しいところは、季節や釣り方によって必要なものが変わるというところです。
地域によって温度、湿度、風も違うので、なかなか一般化できるものではありません。
釣りをする人が周りにいて、気軽に聞けるような場合は良いのですが、そうでない場合はある程度の失敗は覚悟した方が良いかもしれません。
昔は釣りの服装といえば帽子とポケットのたくさんついているベストを思い浮かべる人が多かったと思いますが、最近の服装はファッション性が高まってきています。
それでも個人的にはもっともっとオシャレになって欲しいなと思います。
安全が最優先ですがファッションも釣りの一部として楽しみたいですからね。
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