MISSION①:初めての1匹を釣り上げろ!

初心者向け, 初心者向けMISSION

この記事は、100均ジグでまだ魚を釣ったことがない人向けのものです。

釣りを初めたばかりの人から、釣り経験は長いけどジグを投げたことがない人までいろいろな人がいると思いますが、この記事における目標は同じです。

 

初めての1匹を釣り上げる。

当サイトにお越しいただきありがとうございます。

当サイトでは、100円のジグを使った釣りを紹介しています。

100円ジグでの釣りに関するサイトや動画は世の中にたくさんありますので、このサイトに来られた方は、「真似してみたけれど釣れない」、もしくは「もっと情報が欲しい」といった方ではないでしょうか。

たしかに、サイトや動画の一つ一つの情報は正しいものも多いですが断片的なものが少なくありません。

魚を釣るためにはそれを上手に組み合わせることが大切なのです。

この記事では、初めての1匹を釣るために必要な情報をぎゅっと詰め込みました。

最低限の情報しかありませんので、より詳しい情報を知りたい方は当サイトの他の記事をご覧ください。

 

それでは、早速初めての一匹を釣るための講義を始めたいと思います。

教官

 

教官
教官
それでは、始めるぞ!

 

 

ターゲットを決める

教官
教官
最初にやることはターゲットを決めることだ!

まず、狙うターゲット(魚)を絞り込みましょう。

金魚すくいでも「1匹の金魚」にマトを絞りますよね?

「何でも良いから釣りたい」だとマトが多すぎてかえって狙いが定まらないことがあります。

ターゲットの絞り方は、この先1か月でルアー又はワームで初心者でも釣れる魚を複数の釣り具屋で聞くと良いでしょう。

魚には釣れる旬があります。

釣り具屋は情報を持っていますのでこの先1か月の間に釣れる魚を聞いてみると良いでしょう。

SNSでは現在または過去の情報を拾うことができますが、重要なのはこの先の情報です。

また、「ジグで釣れるもの」ではなく「ルアー又はワームで釣れるもの」を聞きましょう。

店員によっては固定観念でジグで狙うもの=青物と決め込んでいて情報を引き出せない場合があるので、「ルアー又はワームで釣れるもの」を聞くようにしましょう。

ルアー又はワームで釣れるものならたいていジグでも釣ることができます。

複数の釣り具屋で聞くのは、より正しく、より多くの情報を得るためです。

情報収集が得意な人はSNS等で過去3年分の釣果を探してみると良いでしょう。

 

これでだいぶターゲットが絞り込めました。

しかし、ターゲットが複数いる場合はどうしたらよいでしょうか。

教官
教官
ターゲットによって狙う場所が変わってくる。ターゲットの難易度でさらに絞り込め!

初めての1匹が目標なので、難易度でさらにふるいにかけましょう。

難易度については、地域、場所、時期、時間帯によって全く異なります。

一つの目安として、SNSや釣り具店の釣行写真を見てみてください。

いかにもベテランの格好をしたおじさまが掲げた大物の魚よりも、子どもやファミリーで釣っている魚の方が確率的には釣りやすいものが多いと思います。

 

場所を選ぶ

教官
教官
出来るだけ大きい漁港や長い防波堤を狙え!

ジグを使う上では、深い場所、潮の流れがある程度ある場所、広い場所がおすすめです。

ただし、隣人との間隔が10メートル以上とれない場所は避けてください。釣果が下がります。

また、釣り禁止の場所でないことをチェックしてください。

 

防波堤や漁港の狙いどころ

防波堤や漁港内のポイントについて解説します。

教官
教官
変化のある場所を探せ!

陸でも水中でも、とにかく変化のある場所や変化のありそうなところを狙います。

  • 防波堤先端⇒潮通しが良く、魚の通り道になる
  • 防波堤の下に空洞が出来ている場所⇒エサが集まりやすい、魚が身を潜めやすい
  • テトラポッドの周り⇒エサが集まりやすい、魚が身を潜めやすい
  • 漁船の水揚げ場⇒漁師が捨てる小魚や貝殻等に付着しているカニやゴカイなどのエサが豊富
  • 岸壁⇒貝類が付着して凸凹になっている

3回同じところにキャストして釣れなければ、違うところに投げましょう。

投げるところがなくなったら移動します。

こまめに移動。これが釣るためのコツです。

混んでいる釣り場は同じところにしかキャストできないので釣れる確率が下がります。

良い釣果が聞かれる釣り場でも、何人の釣り人がいて、そのうち何人が釣っているのか考えてみましょう。

50人の釣り人がいて、釣れたのが2,3人だったら、誰もいない他の堤防の方が釣れるかもしれません。

 

キャスト飛距離は30mでいい

教官
教官
漁港や防波堤の場合、30メートル以上投げらればOK!

遠投している人を見て上手だなと思うかも知れませんが、惑わされないでください。

防波堤の作り方を調べると大変勉強になるのですが、防波堤は足元に石を丁寧に敷き詰め、その上にさらに石を載せたり、コンクリートを載せたりして作られています。

もともと、防波堤には沖からの波を弱める目的があります。

その目的を果たすために、潜水士達が海に潜ってきれいに石を敷き詰めるところから始めます。

きれいに石を敷き詰めているということは、魚が身を隠せる場所は意外にも少ないのです。

場所にもよりますが、敷石はだいたい防波堤の足場から10メートルくらいのところまで敷いてあると考えてください。

その場合、その敷石が途切れる境界が狙い目になります。

えぐれていたり、藻が生えたりするのです。

また、敷石の上に強化するための他のサイズの石やコンクリートが載せられている場合は、段差ができて貝類が付着したりして、境界に変化が生まれて生物が集まります。

境界はだいたい10メートル前後のところに生じるので、正面なら15メートルも投げられれば狙うことができます。

斜めなら30メートルも投げられれば十分です。

これが30メートル投げられればOKの理由です。

実際私が良く行く釣り場は捨石の境界の先は砂地で、よく釣れるのは敷石と砂地との境界付近です。

遠投するとポイントまで巻いてくるのに時間がかかるので効率が悪くなります。

そのため、ちょい投げて集中して境界を探った方が爆発的に釣果が上がるのです。

水が澄んでいる日に海底を見てみてください。

きれいに石が並んでいるようならそこは狙うべきではありません。

その先の境界を狙ってください。

 

ルアーアクション

教官
教官
最初はリフト&フォールだけ覚えればOK!

リフト&フォールのやり方ですが、

①キャスト

②ルアーをボトムにつける=ラインの放出が止まったらリールのベールを戻す

③ロッドを水平にしてラインが張るまで巻く

④ロッドを水平の位置から45度から60度ほど上げ、すぐに水平まで下ろし糸フケを作り出す

⑤リールを巻いて糸フケを回収する=③の状態

あとは④と⑤の繰り返しです。

 

④でロッドを下げた際にジグが落ちていく瞬間にアタリが出やすいです。

細かなポイントとしては、一連の流れでルアーがボトムに着く時間を極力少なくすることが大事です。

かといってリールを巻きすぎるとジグがボトムから離れて浮いてくるので、浮いたなと思ったらボトムまでフォールさせ、ボトムから1mのレンジを攻めるように意識しましょう。

また、ジグが近くに来るにつれジグの角度は上向きになるので、リールを巻く速度は近くに来るに連れて遅くしていきます。

 

アクションはこれ一択でOKです。

潮の流れを感じたりボトムの質がわかったりと応用が効くアクションなので、早めに覚えておくと上達が早くなります。

 

時間帯

教官
教官
日の出から3時間を狙え!

 

日の出後2~3時間は確率的に釣れる可能性が非常に高いです。

昼間何回通っても全く無反応だった場所でも、朝に行ったらさくっと釣れることがよくあります。

経験上、冬でも同じようなことが起きます。

冬の明け方は魚も寒くて釣れないのではと考えるかも知れませんが、自然は人間の想像をはるかに超えています。

夏の釣りはかなりの早起きとなりますが、魚を釣るために頑張りましょう。

また、朝マズメのほか、日の入り直前の夕マズメの時間帯も狙い時です。

よく釣る人ほど釣りをする時間帯を気にしています。

 

3釣行でGETを目指せ

教官
教官
1か月以内、3回の釣行で初GETを目指せ!!

これまで、ターゲットの絞り込み、場所、ポイント、アクション、時間帯と様々な角度から解説してきました。

釣るためには、事前に戦略を立てることがとても重要なのです。

 

事前準備が出来たら、道具をもって釣り場にいきましょう。

1釣行で結果は出ないかもしれません。

1か月以内に3釣行で初GETを目標に頑張ってみてください。

できれば、1釣行ごとに日時、場所、道具、どんなことをしたか、メモをとってみてください。

最初は具体的な内容が書けないと思いますがそれで構いません。

最初はなにを書けば良いのかわからないですが、次第に書けるようになっていきます。

それとともに初GETがどんどん近づいていきます。

1釣行終わったら本やネットで調べてみて、次回はこれを気にしてみようとか、ここを狙ってみようとか発見出来れば上達間違いなしです。

 

参考:道具

ここからは道具の話です。

教官
教官
ショアジギング専用の道具でなくOK

これはタックルの記事でも紹介していますが、今流行りのショアジギングタックルは長い、ゴツい、重いで初心者には向いていません。

ロッドやリールの選び方は別途記事にしていますので、そちらをご覧ください。

自分じゃ決めきれないという方のために、一例を下に載せておきます。

ダイワのロッドとリール

シマノのロッドとリール

PEライン

強さは1.0号を基準に、扱いに慣れていれば0.8号、大物狙いは1.2号~1.5号。

リーダー

強さは20lb(≒5号)、力のない方は16lb(≒4号)がおススメ。

リーダーの長さは1~1.5mほどでOK。

長すぎるとキャストがしにくいので、慣れてきたら徐々に長くしても良いでしょう。

私はメーカーや材質にこだわりがなく、頻繁に交換するので以下の500m巻きのものを使用しています↓

キズがついたり折れ曲がったりすると強度が落ちるので、指で触ってみてざらざらになっていたら交換します。

結束方法は事前に家で練習しておきましょう。

PEラインとリーダーの結束方法↓

https://fp-org.com/post-2042/

スイベル

ラインのヨレをとるサルカンに、ジグやフックの交換が簡単にできるスナップを組み合わせたもので、リーダーに結束します。

サイズはこの商品だと5号から8号くらいが適正で、大きいと強度があがりますがジグの動きを妨げてしまうことがあります。

小さいと強度が弱く、不器用な人はスナップの開閉がしづらいかもしれません。

スナップは何度も開閉すると金属疲労により強度が落ちていきますので、3時間の釣行×3回ほど使ったら取り換えましょう。

ジグ

おすすめは以下の2つ。

・ダイソーのジグロック18g

・セリアのメタルジグ18g

上記2つは同じ形状なので、どちらを使っても構いません。

カラーは3色ありますが、好きな色で構いません。

ダイソーのメタルジグ(ジグロックよりも細身の形状)をおすすめしない理由は、上記2種と比べると根掛かりリスクが増える、潮の流れを感じにくい、アピール力が小さいからです。

ダイソーのジグロック (上から18g、28g、40g)

ダイソージグロックは右側

セリアのメタルジグ

フック

100均ジグに標準装備されているフックは品質が良くないので、釣行前に取り換えることをおすすめします。

また、一度水に濡れるとすぐに錆びてしまいます。スプリットリングも同じです。

 

私は市販のものは一切使用せず、根掛かりした際に一定の力をかけると伸びるようにセッティングした自作のフックを使用しています。

根掛かりによるロスト率が下がるため、障害物周りを積極的に攻めることが出来、釣果が上がります。

メルカリに出品していますので興味がある方は以下のページをご覧ください。