【動画解説】スピニングリール ダイワ15レブロス/ラインローラーベアリング置換
長かった冬がそろそろ終わります。
そう考えると、そわそわして落ち着きません。
シーズンインを目前にタックルの準備を始めた方も多いのではないでしょうか。
魚を釣るための道具は、実はそんなに必要ありません。
釣り人が道具を買いそろえるのは、釣りを楽しむためです。
私も年々リールの数が増えていくので、メンテナンス作業が大変になってきました。
さて、最近15レブロス2000をメンテナンスしました。
元々出番が少ないリールで、傷もほとんどない状態で大事に保管していましたが、昨年ついに20レブロスが出てしまいましたね。
あ、商品ブランド名の前の数字は、発売年の2015年、2020年の下2桁を表しています。
道具に詳しい人なら常識的な知識ですが、知らない人のために念のため説明です。
話が脱線しますが、「レブロス」が商品ブランド名であることは理解できるにしても、その前後につく数字やアルファベットってわかりにくいと思いませんか。
特にアルファベットはつく場合もあるしつかない場合もある。
商品名が覚えづらいし、初見で何を意味しているのかわからないこともあるので、釣り道具選びって結構大変ですよね。
話を戻しまして、15レブロスってドラグ音がたまらなく良いんですよね。
また、値段の割に性能が高いので口コミや評価も高く、持っている人は多いんじゃないかと思います。
で、15レブロス2000はハンドルノブが外せない仕様になっています。
ノブが外せないとパーツをじゃぶじゃぶ洗えないので、ハンドルのメンテナンスはハンドルの隙間にオイルを差すだけ。
ラインローラー部のメンテは、ネジを外して全パーツを紙コップに入れ、パーツクリーナーで脱脂し、キレイに拭いて乾燥させ、オイルを差して元に戻しました。
そう、一旦これで15レブロスのメンテを終えたんです。
でも、昨年ラインローラーが固着した別のリールでひどいライントラブルに悩まされたことを思い出し、再びバラシて樹脂カラーをベアリングに置き換えることにしました。
UPしたのはその時の動画です。
既にパーツをクリーニング済なのでこの動画内でしていません。
ちなみに、樹脂カラーと金属製ベアリングはそれぞれ特長が違います。
詳細は↓の記事にありますが、結論だけいうと、小まめにメンテナンスできるなら金属製ベアリングをおすすめします。
ラインローラーのベアリング置換については、ダイワもシマノも1万円前後の価格帯のリールならやり方はほとんど同じです。
違うのはベアリングの大きさ(内径、外径、幅)、ベアリングを入れる数、構成されているパーツなどです。
ベアリング置換しなくても、ラインローラー部の分解は一度やってみることをおすすめします。
数回の使用でもショアジギングでは驚くほどゴミが溜まるので、分解→ゴミ掃除・脱脂→オイル・グリス塗布→組み立てといった一連のメンテナンスの流れを覚えておくと良いでしょう。
ただ、高級機種などはもともと汚れが入らないような設計になっていて、バラされることが想定されていません。
一度バラシてしまうとその性能が失われて元通りにできない可能性があります。
メーカーはメンテナンスも商売の一部なので、分解して不具合が生じた場合はメーカー保証の対象外と謳っていることもあります。
ですから、手もとに試してみても良いリールがあれば、ラインローラーの掃除からチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ラインローラーの性能が戻るとともに、愛着が湧いて道具を大事にするようになりますよ。
リールのメンテナンスの方法は、ネットで調べればたくさん出てきます。
パーツの種類や組み立ての順番は基本的には誰がやっても同じです。
ただし、使うオイルやグリスは人それぞれです。
基本的にはオイルとグリスの2種類あれば良く、回転性能が求められる場所には粘度の低いさらさらのオイルで、力がかかるギヤや塩水に触れやすいハンドルやラインローラーは粘度が高くて水を弾くグリスを差します。
私がラインローラー部にグリスではなくオイルを使うのは、回転性能を求めるからです。
その分ゴミが溜まりやすく、小まめなメンテナンスが必要です。
自分好みのセッティングができるようになれば、これはこれで楽しむことができます。
ギヤにグリスを指すとオイルより巻きが重くなります。
そう、違いがわかる男。
違いがわかる男になっても釣果は大して変わりませんので。念のため。
オイルとグリスの塗布箇所(原則)↓↓ (シマノの取扱説明書より)
※2023年現在、HPから削除されてしまいました。
http://fishing.shimano.co.jp/product/goods/manual/manual_paw-imsp003h.pdf
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません