【2023年企画/第2話】100均ジグ用ベイトリール<ダイワPR100>を購入

リール, 100均ジグ×ベイトタックル(since2023)

ダイワのベイトリールPR100を購入しました。

(※2023年1月20日に発表されたハイギヤ版のPR100H/HLではありません)

前回の【企画概要発表編】の記事で既に紹介していたリールです。

2023年の企画の説明は過去の記事を参照してもらうとして、早速、いろんな角度から撮りましたので、画像を載せていきます。

化粧箱外観
化粧箱アップ
上から
横から①
横から②

側面にギヤ比や糸巻量等のスペック記載がありますが、今は説明しません。

この企画はベイトリールを初めて使う人も含めて初心者向けに書いているのですが、ギヤ比がいくつであろうと、どのくらいの重さであろうと、最初に使う一台が基準となってギヤ比が小さいとか重いといった比較が生まれるわけで、比較対象が少ないもしくはない初心者であれば、商品スペックで大きな問題は生じないと考えるからです。

特に最初の一台は、それを信じて使いこなすことが大事です。

レベルが上がり、何か物足りないという状況になってから、他のリールと比較すれば良いでしょう。

なお、スペックが気になる場合やその意味を知りたい場合は、マニアックに説明している動画や記事はたくさんありますので、そちらを参考にしてください。

今回の企画では、初心者向けとして出来るだけシンプルに、必要な知識のみ、実釣の中で必要性が出てきた場合にそのタイミングで説明します。

(ただし、最初の一台ならスペック無視でどんなものでも良いと言っているわけではありません。かつて最低限必要なスペックがわからないときに購入したベイトリールは失敗でした。なお、ここでは100均ジグでの釣りに必要な最低限のスペックは備えていると思うものを紹介しています。)

話を戻しまして、

そーっと蓋を開けると…

リールの展開図が出てきました。

展開図

パーツの注文やメンテナンスで分解するときなどに展開図は使います。

展開図はダイワのHPからも探せます。

さあ、いよいよ開封です!

中には外国語の取扱説明書↓↓と

日本語の取扱説明書↓が入っています。

今回購入したのは右巻きなのでPR100。左巻きはPR100Lですね。

説明書は右巻きと左巻き共通です。

スプールの外し方や注油方法などについて詳しく書かれています。

改めて読んでみると、大事なことばかり書いてあります。

過去記事でも紹介していますが、私はここに書いてあることのいくつか(メカニカルブレーキの調整や分解など)は、メーカーの意図および重要性を十分理解した上で、享受できるメリットが大きいと判断した内容は、自己責任のもと、敢えて逸脱します。

ちなみに、説明書の通りの取り扱いをしないと修理を受けられない等のデメリットがあるようですが、安価なリールの場合は修理費と新たに購入した場合の差額はそれほどないかもしれません。

それでは、いよいよリール本体を見ていきましょう。

オープン!

いろんな角度から撮ってみましたが、どうでしたか?

このリールに興味のない人にとっては、退屈な時間だったかもしれません。

見た目は個人の好みの問題ですが、私は気に入りました。

次に、操作に関係するパーツを中心に撮りました↓↓

メカニカルブレーキとスタードラグ

「メカニカルブレーキ」は後ほど説明します。

ハンドルの内側についている星のような形の「スタードラグ」についてはこの記事では割愛します。

クラッチ
マグブレーキ
レベルワインド
メカニカルブレーキノブを外したところ

↑ノブを外したこの部分がメカニカルブレーキです。

その仕組みと効果はこの記事の後半に出てきます。

ストッパーレバー

つまみを倒すとサイドプレートを開けることができ、スプールを取り出せます。

ラインを結ぶときやメンテナンスの際に触ります。

サイドプレートが開いたところ
サイドプレートとリール本体
サイドプレート

シルバーの5つの丸い形のものはマグネット(磁石)です。

サイドプレート外側のマグブレーキを回すと、このマグネットが動いてスプールへかかるブレーキ力が変化し、バックラッシュの起こりやすさ(にくさ)に影響します。

マグブレーキをMAXに合わせたところ
サイドプレートとスプール

赤色のスプールは、中心からシルバー色のスプール軸が両側に突き出ていて、左側は短く、右側は長くなっています(上の画像参照)。

軸の左側の端はサイドプレートに埋め込まれているベアリングを通り(画像上参照)、右側の端はリール本体を突き抜けることになります(下の画像参照)。

スプール右側の突き出た軸(軸の右側にはベアリングが付いている)
リール本体へ向かうスプールの軸の右側
スプールの右側の軸がリール本体へ入ったところ
上から見た図

そのまま右方向へ、スプールの右側の軸がリール本体を貫通します。

メカニカルブレーキノブを外したところ リール本体に穴が空いているのがわかる
リール本体の穴(メカニカルブレーキの位置)からスプール軸の先端が出たところ
(一つ上の画像との比較用)

ベイトリールに触ったことがないとわかりにくいと思いますが、重要なのはここからです。

メカニカルブレーキを回して締めていくと、スプールの右端の軸を左方向へ物理的に押さえつけることになるため、スプールが回りにくくなります。

ちょっと前に左側のサイドプレートにはマグネットが5個ついていて、その力でスプールの回転性能が変化するという話と合わせると、

バックラッシュの原因の一つであるスプールの回転は、スプールの左側のマグブレーキ、スプールの右側のメカニカルブレーキの2つの効果によって調整ができるということになります。

下の画像で改めて説明しますと、

スプールの左側はマグネットの力によりスプールへは非接触で力が働き、

右側はメカニカルブレーキを締めたり緩めたりすることによって、スプールの右側の軸にメカニカルブレーキがあたる物理的な強さが増減することで、スプールの回転しやすさ(しにくさ)に影響します。

ベイトリールの仕組みの大事な部分の説明はこれで終了です。

今回は主にブレーキの仕組みの説明をしましたが、触ったことのない人にとってはイメージが出来なかった人も多いと思います。

でも、今はわからなくて大丈夫です。

ある程度キャストをしてみてからこの記事に戻って読み返せば、きっと理解ができるはずです。

なお、実際の調整方法は、後にキャスト編の記事で説明する予定です。


次回の記事は、ラインの巻き方について説明します。

(一般的な方法と同じですので、経験者にとっては新たな発見はないと思います。悪しからず。)