ショアジギング/ダイソージグに使えるベイトロッドの紹介(2021年)

100均ジグ用タックル, ロッド

はじめに

以前にダイソージグに適したベイトリールについての記事を書きましたが、今回はベイトロッドを紹介します。

今回もネット上によくあるような根拠の乏しいランキング形式や、自分が触ったこともないロッドの紹介ではなく、私が実際に使用しているロッドを紹介します。

主観が入り込んだ記事になりますので、予めご了承ください。

 

ところで、毎回題名に「ダイソージグ」とつけていますが、これはダイソージグブログだからつけているだけであり、ダイソージグ以外の釣りにも使えますのでご安心ください。

 

今回は長さが短い順にロッドを紹介し、続いて「パックロッド」、「初心者におすすめのロッド」という項目で構成しました。

 

それでは早速紹介に入ります。

 

アブガルシア【XROSSFIELD XRFC-702M】

  • 全長(ft):7’0″(2.13m)
  • 仕舞(cm):109
  • 標準自重(g):122
  • 先径(mm)/元径(mm):1.8/11.6
  • ルアー(g):3.5-24
  • PEライン(号):0.8-1.5

※ピュア・フィッシング・ジャパンHPより引用

記事執筆時点の実売価格は8,000円~8,500円

 

<使用した感想>

  • 適正ジグ重量:18g、28gはOKだが、18gがベストマッチで気持ちよくフルキャストできる
  • 対象魚サイズ:20㎝~40㎝クラスがメインで、40㎝を超える根魚には根に潜られる恐れがある
  • キャストのしやすさ:ハリを感じないのでジグの重さを感じながら投げられるが、だるっとした感がある
  • 持ち重り感:普通
  • 曲がり方:バット部分(手元近く)まで良く曲がり、粘りがある。曲がり方を例えるなら「ばい~ん」。
  • その他:3.5gから扱えると記載があるが、7g以下は投げにくい。扱いやすい長さだが、テトラなどの障害物越しにキャストする場合などは短く感じる。足場の良い漁港では使いやすい。

 

メジャークラフト【3代目クロステージ  CRX-792MH/B】

  • 長さ(ft):7’9″(2.41m)
  • 継数(本):2
  • ルアー(g):7-40
  • PEライン(号):1.0-2.0
  • アクション:レギュラー ファースト

※メジャークラフトHPより引用

記事執筆時点の実売価格は10,000円前後

 

<使用した感想>

  • 適正ジグ重量:18g、28g、40gいずれもOK
  • 対象魚サイズ:25㎝~60㎝クラス
  • キャストのしやすさ:ハリがあるので重めのジグの方が投げやすい
  • 持ち重り感:軽くて取り回しがしやすい
  • 曲がり方:レギュラーファーストなのでベリー部分(ロッドの中間あたり)より先が曲がる感じ
  • その他:ロッド全体にハリがあるのでアジなどの口が弱い魚はバレることがある。また、トリガーが他のロッドよりティップ側にあるのか、小さいのか、握りづらい。

 

シマノ【18 ディアルーナ B86M】

  • 全長(m):2.59
  • 継数(本):2
  • 仕舞寸法(cm):133.3
  • 自重(g):133
  • 先径(mm):1.8
  • 適合ルアーウェイト(g):10-45
  • 適合ライン PE(号):0.8-2.5
  • リールシート位置(mm):356

※シマノHPより引用

記事執筆時点の実売価格は20,000円~23,000円

 

<使用した感想>

  • 適正ジグ重量:18g、28g、40gいずれもOKで、28gをフルキャストできる
  • 対象魚サイズ:20~70㎝クラス
  • キャストのしやすさ:ジグの重みでよくしなり、振りぬきも良く、振りぬいた後もブレない
  • 持ち重り感:長さを感じさせない軽さでバランスも良い
  • 曲がり方:ベリー、バット部分は適度にハリがあり、全体的にきれいに曲がるがティップが柔らかすぎるように感じる
  • その他:握る、投げる、アクションする、アタリを取る、魚とのやりとりなどすべてにおいて優等生だが、クセがない分、個性が欲しい人には物足りないかも

 

ダイワ【ラテオ 97MB・Q】

  • 全長(m):2.92m
  • 仕舞(cm):150
  • 継数(本):2
  • 自重(g):155
  • 先径(mm)/元径(mm):2.0 /13.9
  • ルアー重量(g):10-50
  • ライン:ナイロン10-20lb./PE0.8-2.0号

※ダイワHPより引用

実売価格は現在取り扱い店舗がなく不明

 

<使用した感想>

  • 適正ジグ重量:18gのジグではロッドがしならないため、28g、40gが適正
  • 対象魚サイズ:対象魚は40㎝以上で、中型青物にも耐えられるパワーがある
  • キャストのしやすさ:長いので慣れるまでは扱いにくく全体的にハリがあるが、振りぬいた後にブレる
  • 持ち重り感:重い
  • 曲がり方:ベリーからバットにかけて粘りがある
  • その他:長くて扱いづらいが、テトラポット越しのキャストなど、手前に障害物がある場所では力を発揮する

 

パックロッド① メジャークラフト【弁慶 4ピース BIC-704H】

  • 全長(ft):7’0″
  • 継数(本):4
  • ルアー(oz):3/8-1.1/2
  • ライン(lb):12-25
  • アクション:レギュラーファースト

※メジャークラフトHPより引用

実売価格は11,000円~13,000円

 

<使用した感想>

  • 適正ジグ重量:18g、28g、40gいずれもOK
  • 対象魚サイズ:20㎝~60㎝
  • キャストのしやすさ:全体的にハリがあって硬いため、40gのジグは身体(手首や腕)に負担がかかる
  • 持ち重り感:軽い
  • 曲がり方:レギュラーファーストだが、バット部分まできれいに曲がる。
  • その他:60㎝以上でも耐えられるパワーがあるが、ロッドが短いためドラグや身体(膝など)を使わないとロッドだけではクッションしきれない

 

パックロッド② シマノ【ワールドシャウラ ツアーエディション 1753R-5】

  • 全長(m):2.29
  • 継数(本):5
  • 仕舞寸法(cm):51.0
  • 自重(g):170
  • 先径(mm)/元径(mm):1.9/15.1
  • 適合ルアーウエイト(g):10-40
  • 適合ライン:ナイロン14lb-30lb/PEMAX3号
  • グリップ長(mm):278
  • テーパー:レギュラー

※シマノHPより引用

実売価格は52,000円前後。

<使用した感想>

  • 適正ジグ重量:18g、28g、40gいずれもOK
  • 対象魚サイズ:30㎝~
  • キャストのしやすさ:40gのジグもフルキャストできるが、振り抜きは良くない
  • 持ち重り感:普通だが、投げる、アクションするときなどのロッドバランスが良いため疲れにくい
  • 曲がり方:全体的にきれいに曲がるが、他社メーカーよりスロー気味のレギュラーテーパーなのか、きびきびとしたアクションはやりづらい。
  • その他:感度はあまり良くない。デザインの好みが別れそう。値段が高い。遠征時には良い。

 

初心者におすすめのロッド

これからベイトロッドでダイソージグフィッシングを始める人に、1本だけおすすめするとしたら、

1番最初に紹介したアブガルシア XROSSFIELD XRFC-702M』をおすすめします。

初めてベイトタックルを使う場合は、投げやすく疲れにくい18gのジグを使うと良いと思います。

このロッドは取り回しがしやすいちょうどいい長さで、18gのジグをフルキャストでき、アクションや魚をかけた後もやりとりがしやすく、比較的手の届きやすい価格だと思います。

ただし、40㎝を超えるような根魚には根に潜られる可能性があり、パワー不足は否めません。

また、このロッドだけでは青物やヒラメのダッシュを吸収することはできませんので、リールのドラグ設定を行った上で、膝のクッションや身体全体を使ってやり取りした方が良いでしょう。

20㎝以下の魚でもアタリがわかりますし、ロッドもちゃんと曲がりますので楽しめると思います。

このロッドで獲れない魚に出会う頃には、初心者マークが外れているはずです。

そのときは次のロッドの購入を検討しましょう。

次のロッドに必要なスペックが自ずとわかるようになっていると思います。

 

 

実際はどう使い分けているか

私が実際の釣行ではどう使い分けているかというと、ターゲットとなる魚の引きが強い順に、

 青物>ヒラメ>根魚 となるので、

①青物を狙うときはダイワのラテオ

②①以外でヒラメが釣れる可能性のある時期はシマノのディアルーナ

①②以外はアブガルシアのクロスフィールド

を使っています。

ちょうど今時期(冬)のターゲットはホッケで、大きくても30センチ後半なのでクロスフィールドを使います。

ただし、テトラ越しに狙う場合はロッドに長さが欲しいのでラテオを使用したり、ホッケが同時に2匹かかる可能性があるときはディアルーナを使うかもしれません。

(ちなみに、メジャークラフトの3代目クロステージは、エギング用に購入したので今のところ出番はありません)。

 

 

最後に

今となっては数本のロッドを所有することになりましたが、ベイトタックルでダイソージグを始めた当初はバスロッドを使っていました。

そのバスロッドで釣りをしていたとき、50㎝くらいのヒラメがかかったところ、1回のダッシュであっさりラインブレイク。

このときバスロッドのパワー不足を痛感したので、クロスフィールドを購入しました。

その後、青物を狙うようになったためラテオを購入。

青物を狙わない時期にヒラメや良型のアイナメがかかるとクロスフィールドではパワー不足なので、ディアルーナを購入したという流れです。

 

初めから数種類のロッドを揃えると費用がかかるので、まずは目の前のターゲットに合わせてロッドを購入し、次のターゲットが見えたところで次のロッドを購入するのが良いと思います。

 

ダイソージグフィッシングは、想定外のターゲットを連れてきてくれるので面白いです。

ウグイを釣って喜んでいたあの頃は、まさか青物が釣れるとか、シイラがかかるなんて思っていなかったですから。

 

長くなりましたが、今回はダイソージグに使えるベイトロッドの紹介記事でした。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 

ベイトリールについての記事はこちら↓↓