ベイトリール REVO X (レボ エックス)購入
ショアジギング用にアブガルシア社のベイトリール「REVO X (レボ エックス)」を購入しました。
私がベイトショアジギングに求めるベイトリールの主な性能は次のとおり。
- 青物用としても使うためフロロ16lbを100m以上巻けること
- バックラッシュしにくいこと
- 替えスプールが安価で購入できること(本体も安い方が良い)
この条件を満たすベイトリールとして、アブ社のDECIDER7、Xrossfield7、Promax3の3台(この記事では3機種合わせてMaxシリーズとします)を保有しており、最初の一台はトラウトから青物まで酷使したので寿命が近づいていますが、後者の2台は健在です。
これらの3機種はスプールに互換性があり、また替えスプールも安いので、いろんな種類のラインを巻いて、釣行時に持参していました。
どうして今回新しい機種を買ったのかということですが、現役2台はソルト対応との記載はありますが、ソルト専用ではないのでやはり少しずつ傷んできています。
また、ベイトリールの構造上、どうしても中に海水が浸入してしまいます。
フルメンテナンスを年に2回ほど行っていますが、それでも少しずつ傷んでいきます。
2021年2月時点で、DECIDER7とXrossfield7は既に廃盤になっており、現存の機種はPromax3だけになっていました。
そして、2021年3月のフィッシングショーで、Promax3のモデルチェンジが発表されました。
Maxシリーズはお気に入りで、もし壊れたらPromax3をもう1台買う計画でいましたが、その計画は潰れてしまいました。
そこで、壊れたときのことを考えて次の機種を探していたところ、REVO X (レボ エックス)を発見。
アブ社のMaxシリーズよりもワンランク価格が高いですが、調べてみるとMaxシリーズのスプールに互換性があるとの情報が。
メーカーHPで商品をチェックして見ると、ソルト対応色を打ち出している。
・ボディがソルト対応(X-CRAFTICフレーム:アルミニウム製のフレームは強度を落とさずに軽量化にポイントを絞りながら極限の設計。ソルトでのタフユースを考慮した素材設定。※メーカーHPから引用)
・ギアが錆に強い(D2ギアデザイン大口径ブラスギア:強靭な大口径ブラスギヤを搭載、耐久性と強度がアップした、強靭なギアで安心した大物とのファイティングが行える。※メーカーHPから引用)
これに加えてグリップが握りやすく好きな素材。
展開図も確認。メンテナンスで何度も分解していたので、展開図を見ただけで構造がわかるようになりました。
Maxシリーズとのドラグ構成の違いやデュラクラッチを主張する意味がわかります。
ハンドル逆回転防止機構は個人的に不要で、確認終了。
価格はMaxシリーズほど安くはないが、右巻きハイギヤなら1万ちょっと。
1か月ほど検討して購入を決めました。
2018年3月発売のため、発売後年月は経っていますが特段問題なし。
最近のリールは小型化か大型化の2極化が進み、丁度よいサイズがなくなってきたと感じていたので、手に入って安心です。
外観
今回購入したのはギヤ比7.3:1のハイギヤ。ハイギヤはローギヤと比較してハンドル1回転あたりの糸の巻取り量は多いが、ギヤの摩耗が激しい。
ローギヤでも構わなかったが、ハイギヤとの価格差が大きかったのでハイギヤを購入。
サイドカバーの外し方がMaxシリーズと異なる。この機構の耐久性は気になるところ。
内観
グリスの具合やギヤの状態等を確認するため、分解してみました。
向きが間違っているような…。
メーカーHPに「高耐久ハイパワー大口径ブラスギヤ」とありますが、大きい金色の歯車(ギヤ)が大口径化により強度を上げ、ブラス(真鍮)製でサビに強いというわけなんですね。
今はきれいに輝いていますが、次第に黒ずんでいくでしょう。
試したことはありませんが、重曹やお酢できれいになるようです。
分解するときは順番がわからなくならないよう、上のような仕切りの入ったケースに順番に入れていきます。
また、途中で写真を撮りながら進めていくと良いですね。
それでもわからなくなったら展開図や検索に頼ります。
ハンドルのベアリング交換
標準設定で8個のボールベアリングが入っています。
展開図を見てみるとハンドルに2個追加できそうだったので、やってみました。
ハンドルキャップはクリップをペンチで曲げたものを使って外しました。
白いブッシュ(樹脂製カラー)を金属製ボールベアリングに交換します。
ハンドルのパーツはこれだけです。
ベアリングの交換は、ハンドルをリール本体につけまま作業できます。
第1回カスタマイズ(ハンドルのベアリング交換)
ハンドルノブの回転はかなり良くなりました。
ベアリングは8個から10個に増えました。
樹脂製ブッシュは耐久性重視、金属ベアリングは回転性重視でメンテしないと逆効果になることもあります。
ベアリング交換はお好みで。
マグネットを注文しているので届いたら第2回カスタマイズを実行します。
今スピニングタックルの修行中ですが、ベイトタックルじゃないとできないことがはっきりと見えてきています。
飛距離よりも大事なアタリを感じるという点が、スピニング×PEだとベイト×フロロにどうしても勝てないんです。
ベイトタックルの経験がない人は、ダイソージグで挑戦してみてはいかがでしょうか。
当サイトにいくつか釣り方を載せていますよ。
個人の感覚ですが、これからベイトタックルを始める方には遠心ブレーキよりマグネットブレーキがおすすめです。
キャスト時から着水まで常にブレーキがかかるため、投げ始めに気を付ければ、着水時のサミングはそれほど気にしなくて良いです。
旧Maxシリーズの替えスプール(例:ブラックマックス)を買えば、替えスプール付きで比較的安くベイトタックルが揃えられます。
あ、Revo xとMaxシリーズのスプールに互換性はありますが、メーカー推奨ではありませんので一応自己責任と注釈させてください。
第2回カスタマイズ(マグネット追加)
サイドカップにマグネット追加用のホールが5つあります。
ここにマグネット(ネオジム磁石)を追加してみます。
マグネットを追加すると、軽いルアーを投げるときにブレーキがかかりやすくなります。
マグネットホールは直径5.0㎜、高さ1.5㎜です。
今回用意したのは直径5.0㎜、高さ2.0㎜のマグネット。
0.5㎜厚いとどうなるかというと、マグネットブレーキをMAXの位置にすると、マグネットがスプールに接触します。
もっと正確にいうと、MINからダイヤルを回して、75%ほどMAXに近づいた位置で接触します。
ですので、75%未満、つまりMAX寄り25%分のブレーキは使えないことになります。
それでもなぜ買ったのかというと、私のブレーキ設定は40~60%程度の位置が多いので、厚いマグネットでも問題なかったことと、1.5㎜より2.0㎜の方がかなり安かったのが理由です。
10個入りがヨドバシカメラで税込242円。注文から2日で届きました。
前置きが長くなりましたが、マグネットを追加してみました。
マグネットの裏に両面テープを貼り、隣同士くっつく面を上にします。
例えば、3つの磁石のうち、一番左の磁石で見える側をA、見えない側をBとします。
マグネットは見える側がAとBが交互になるように入れれば良いので、真ん中の磁石は見える側をB、一番右の見える側はAとして入れます。
5つのホールのうち、3つだけマグネットを追加しました。
今回はこれで完成。
ダイソージグは最も軽いものでも18gあるので、正直なところ、追加マグネットの有無はあまり影響はないと思います。
しかし、マイクロジグなど軽いルアーやエギなどの抵抗の大きいルアーを投げることがあるので、その際にきっと効果があることでしょう。
以上、第2回カスタマイズの回でした。
Promax3を購入したときの記事↓↓
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