【開封&第1回実釣編】メーカージグ選抜試験!100均ジグのパートナーを探せ!!
これまでの経緯
過去数年間に渡って100均ジグを使い続けてきましたが、100均のジグにはいつくかの弱点があることに気がつきました。
そこで、2022年は『100均ジグの弱点を補ってくれるようなメーカージグを探そう!』という企画で動いています。
前回までの話をおさらいすると、ネットで情報収集をしたところパートナー候補は30種類ほどが上がり、そこから5つまで絞りこみました。
そして、次のステップとして、この5種類のジグの水中映像を撮りに行く予定でしたが…
この気温ではカメラが故障してしまいそうなので、カメラでの水中撮影は延期し、先に実釣試験を行うことにしました。
ジグの正体はパートナーが決まったら明かすことにしていますので、不親切で申し訳ないですが、5種類のメーカージグはエントリーNo.1~5で表し、今回はパッケージ開封時の第一印象と実釣結果について記載したいと思います。
今回の実釣シチュエーションは以下のとおり。
・水深7、8m前後で潮の流れはほぼなし
・実釣のターゲットはホッケ
なお、出来るだけ条件を統一するため、同一タックルを用い、ジグのみを付け替えて試釣しました。
フック付のジグはあらかじめフックを外し、スナップスイベルに先にフロントフック2本を通し、その後に各ジグをセッティングしました。
エントリーNo.1
第一印象
パッケージがかわいい。フォントもかわいい。
ジグの形が独創的で、尖った感じがたまらない。
開発者の動画を見ましたが、ルアーに対する意気込みがスゴい!
第1回目の実釣の感想
表面積が大きいせいか、エッジが立っているせいなのか、引き抵抗がかなり強かったです。
硬めのロッドを使って瞬間的に弾くことができれば、フォールだけでなくジャークでもトリッキーなアクションができそうです。
トリッキーなアクションは青物に効きそうです。
期待していたカーブフォールは…今回はうまくアクションできませんでした。
1回目の試釣では開発意図を汲み取ることが出来ませんでしたので、引き続き使っていきたいと思います。
釣果の方は、1投目で釣れました。
帰宅後、ジグを良く見てみると、ジグ全体がU字に少し反っていました。
ぶつけた記憶も跡もありませんので、元々曲がっていたのでしょう。
確かに、ユーザーから曲がりやすいとの評があり、開発者自身も認めています。
↑↑まだジグはモザイクです
エントリーNo.2
第一印象
老舗釣り具メーカーっぽいフォントで、パッケージは個人的に好きな色使いです。
商品名の意図は…わかりません。
購入前には気づきませんでしたが、非対称なフォルムになっています。
細型とこの非対称フォルムがどんなアクションを生んでくれるか楽しみです。
自慢のフックは今回は交換させていただきます。
第1回目の実釣の感想
引き抵抗はほとんどありませんでした。
シャクったりジャークした後、垂直フォールに入るまでの時間が速いです。
垂直フォールに入る前に横方向のアクションが入る方が好みですが、深場や潮の流れの速い場所では良さそうです。
フォールが速いせいか、ホッケに食わせるまでにちょっと時間がかかりました。
エントリーNo.3
第一印象
形状が尖り過ぎでアクション予測不能。
第1回目の実釣の感想
抵抗が大きくてキャストしづらいかと思いましたが、意外と飛びました。
ジャークしたところ、ジグロックよりも抵抗は小さく感じました。
フォールアクションも思ったほどイレギュラーではありません。
潮の流れが速いときにどういうアクションになるのかが気になります。
釣果の方は、1投目でGET。
ジグロックに似た使い方で、おそらく横方向に動いてくれていると思います←一つ弱点克服!
エントリーNo.4
第一印象
これは釣れそう。
ジグベイトに近い形状で、アクションもリフト&フォールがはまりそうです。
パッケージが箱型なので、スリムにして欲しいです。
第1回目の実釣の感想
思ったよりも抵抗が大きいので、潮の流れのあるところには向いていないような気がします。
しかし、抵抗が大きいがためにジャークしたときに手元にぐりぐりとアクションが伝わってくるので、ボトムから浮いた瞬間やレンジが上がり過ぎた場合に把握しやすく、レンジの調整がやりやすかったです。
【以下補足】
感覚的な話なので補足すると、
キャスト直後にジグがボトムに着底するまで間、私はフリーフォールを行うため少なからずラインスラッグ(糸のたるみ)が発生します。
ボトム着底のタイミングを見計らって大きめに1回リフト又はジャークをして、ラインスラッグの回収とジグをアピールするアクションを同時にすることが多いのですが、そのリフト又はジャークの際に、同時にどのくらいラインスラッグが出ていたかを把握します。
たとえば、ロッドを1mジャークさせようとしたとき、1mロッドを動かしきった後にに手元にブルブルとジグの振動が伝わるのか、50㎝の時点で伝わるのかで、ラインスラッグの量がわかります。
ラインスラッグを回収し終わったことがわかれば、ボトムを離れた瞬間を把握することができます。
これに対し、引き抵抗が軽すぎるジグを使っていると、ラインスラッグを回収しただけのつもりが、実はラインを巻きすぎてジグがボトムからだいぶ浮いていたといったことが起こりうるわけです。
ラインスラッグの回収の他にも、潮の流れの強弱や向きもジグのブルブルを通して把握することができるのです。
エントリーNo.5
第一印象
特にとがったところはなく、見た目からはこれといった特徴は見つけられません。
パッケージも付属のフックも尖ったところがありません。
アクションも平均的な感じでしょうか。
第1回目の実釣の感想
これはすごい!!
引き抵抗がちょうどよく、ロッドでアクション操作が非常にしやすい。
イレギュラーなアクションがないのか、ロッドではじいた分だけジグが動き、落とそうと思ったタイミングで落ちる。
これほどコントロールできてる感のあるジグは初めてでした。
水深2mくらいまでの見える範囲で動かしてみると、フォール時は細身なのにしっかりヒラヒラしています。
リフトやジャークからフォールへの切り替え時やフォール時にイレギュラーが少ないので、初心者はこれ使えばジグの状態の把握がわかりやすく、上達が早くなると思いました。
またまた感覚的な話になりますが、ジャークを入れたときにイレギュラーなアクションをするジグは、ジャーク後にジグがどのあたりにあるのかわからないことが多いのですが、このジグはイレギュラーしないのでおおよその位置がわかります。
また、ジャークからフォールに切り替わる際にポーズが入るジグがありますが、これはすぐにフォールに切り替わっている感覚があります。
これも、私は喰わせのタイミングとして意識しているポイントです。
フォールの姿勢が比較的安定しているので、リフト&フォールのロッド操作は規則的なリズムで行えます。つまり、どこにジグがあるか、どういう動きをしているかわかりやすく、狙ったレンジから外れにくいメリットがあります。
釣果ですが、このジグにすぐに馴染めたので、1投目から誘いと喰わせを思い通りにアクションでき、思ったタイミングで食わせ、気持ちよくフッキングできました。
あまりに感動したので、もう一匹追加してしまったほどです。
このジグと相性が良かったようです。
ただ、潮の流れのあるところなど今回と異なるシチュエーションではどうなるか、冷静に考えないといけません。
まとめ
今回は、パッケージ開封と第1回目実釣編ということでいろいろと書かせていただきましたが、どのジグのことかわからないともやもやする方もいるかもしれません。すみません。
やる側としては、ジグの形状によってこんなに操作感が違うんだとか、この動きをするジグならこうアクションをつけたいとか、こういうシチュエーションで使いたいとか、いろんなアイデアが浮かんできて面白いです。
ただ、本サイトは100均ジグが主人公なので、たとえメーカージグの方が使いやすかったとしても、今後も100均ジグで出来ることは100均ジグで工夫して行います。
この企画は、100均ジグではどうしてもできないこと、このシチュエーションでは100均ジグでは釣れないけれど、他のジグを使ったら釣れるかも…というときのためのパートナー探しですから。
今後は、水中映像と別のターゲットの実釣編を行って、引き続きパートナーを探していきたいと思います。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません