MISSION③:『ジグロック』と『メタルジグ』それぞれで魚を釣り上げろ!

初心者向け, 初心者向けMISSION

この記事は、100均ジグで1匹でも魚を釣り上げたことがある入門者向けの記事です。

このシリーズでは、入門者向けに100均ジグの釣りが上手になるためのMISSIONを設定しています。

ちなみに、過去のMISSIONは次のとおり。

MISSION②:3種類の魚を釣り上げろ!

MISSION①:初めての1匹を釣り上げろ!


そして、今回は第3弾になります。

教官
教官
異なるタイプのジグで、魚を釣り上げるのだ!

それでは、今回のMISSIONクリアに向けて、ポイントを記載してみたいと思います。

『ジグロック』でも『メタルジグ』でも釣れる魚種は変わらない

100均ジグで釣れる魚は、ブリやサバといった青物、ソイやハタといった根魚、その他ヒラメやマダイなど多くの種類がいますが、ジグのタイプが変わったからといって、釣れる魚種はほとんど変わりません。

では、なぜ今回のMISSIONを設定したのか。

次の項から説明していきます。

『ジグロック』と『メタルジグ』の見た目の違い

左からダイソーの『メタルジグ』、ダイソーの『ジグロック』、セリアの『メタルジグ』

まず、100均のジグの見た目の特徴について整理します。

現在販売されている形状は2種類あります。

画像の左から、ダイソー『メタルジグ』、ダイソー『ジグロック』、セリア『メタルジグ』です。

ダイソー『ジグロック』(画像中央)とセリア『メタルジグ』(画像右)はカラーこそ違いますが、同じ形状をしていますので、ここでは ダイソー『ジグロック』に置き換えて話を進めます。

ダイソー『メタルジグ』とダイソー『ジグロック』はそれぞれ重さのラインナップが18g、28g、40gの3種類あり、カラーはバラバラですが、最も注意して欲しいのはその形状の違いです。

ダイソー『メタルジグ』は細身、ダイソー『ジグロック』は太身です。

ダイソー『メタルジグ』(画像上)とダイソー『ジグロック』(画像下) を見て、『ジグロック』の方が幅が広いのがわかるでしょうか。

『メタルジグ』と『ジグロック』は決定的に何が違うのか

ダイソー『メタルジグ』とダイソー『ジグロック』の形状が違うことがわかりました。

では、そのことが一体何に影響するのか。

形状が違うということは、抵抗が違うということになります。

抵抗とは、具体的には空気の抵抗水の抵抗のことです。

空気の抵抗をより受けやすい『ジグロック』は、『メタルジグ』よりも飛距離が出ません。

また、水の抵抗をより受けやすい『ジグロック』は、『メタルジグ』よりもフォールが遅く、かつ、浮きあがりやすいことから、アクションスピードが遅いということになります。

この違いが両者の決定的な差として、釣り方に影響を及ぼしてくるのです。

『メタルジグ』と『ジグロック』を使い分けることがゴール

これまで見てきた通り、 ダイソー『メタルジグ』、ダイソー『ジグロック』はその形状の違いから、飛距離、アクションスピードに違いがあります。

そのため、同じタックルを使っていても、キャスト方法、ロッド操作やリールを巻くスピードは実は全く異なるものになります

最初はほとんどわからないと思いますが、そのわずかな違いを感じて釣りをしてみてください。

次第にわかるようになり、無視できないようになれば合格です。

また、ポイントが遠い場合や潮が速い場所では『メタルジグ』を使用し、浅場や根魚などの遊泳力が弱い魚を狙う場合は『ジグロック』を使うといった使い分けが出来るようになると、より魚を多く釣ることが出来るようになります。

冒頭に記載したとおり、ジグによって釣れる魚が変わるわけではありませんが、例えば青物がアクションスピードの速いジグにしかアタックしてこない状況では『メタルジグ』でしか釣れないといったように、結果的に釣果が偏るということはあり得ます。

経験上は、『ジグロック』だけ、もしくは『メタルジグ』だけで釣り場を攻略できることがほとんどです。

しかし、敢えて意識的に2つのジグを使い分けて釣ることにより、100均ジグの釣りが上達するのです。

それが今回のMISSIONの目的です。

初心者の方に限らず、意識的に使い分けをしたことがない人は、是非今回のMISSIONにチャレンジしてみてください。