MISSION③:『ジグロック』と『メタルジグ』それぞれで魚を釣り上げろ!
この記事は、100均ジグで1匹でも魚を釣り上げたことがある入門者向けの記事です。
このシリーズでは、入門者向けに100均ジグの釣りが上手になるためのMISSIONを設定しています。
ちなみに、過去のMISSIONは次のとおり。
そして、今回は第3弾になります。
それでは、今回のMISSIONクリアに向けて、ポイントを記載してみたいと思います。
『ジグロック』でも『メタルジグ』でも釣れる魚種は変わらない
100均ジグで釣れる魚は、ブリやサバといった青物、ソイやハタといった根魚、その他ヒラメやマダイなど多くの種類がいますが、ジグのタイプが変わったからといって釣れる魚種はほとんど変わりません。
では、なぜ今回のMISSIONを設定したのか。
次の項から説明していきます。
『ジグロック』と『メタルジグ』の見た目の違い
まず、100均のジグの見た目の特徴について整理します。
現在販売されている税抜100円のジグの形状は2種類あります。
※2024年11月時点では、『メタルジグフラット』を加えた3種類ですが、企画の趣旨を考えると『メタルジグ』と『ジグロック』の2種類があれば良いので、この2種類のまま話を進めます。
画像の左から、ダイソー『メタルジグ』、ダイソー『ジグロック』、セリア『メタルジグ』です。
ダイソー『ジグロック』(画像中央)とセリア『メタルジグ』(画像右)はカラーこそ違いますが、同じ形状をしていますので、ここでは ダイソー『ジグロック』に置き換えて話を進めます。
ダイソー『メタルジグ』とダイソー『ジグロック』はそれぞれ重さのラインナップが18g、28g、40gの3種類あり、カラーはバラバラですが、最も注意して欲しいのはその形状の違いです。
ダイソー『メタルジグ』は細身、ダイソー『ジグロック』は太身です。
ダイソー『メタルジグ』(画像上)とダイソー『ジグロック』(画像下) を見て、『ジグロック』の方が幅が広いのがわかるでしょうか。
『メタルジグ』と『ジグロック』は決定的に何が違うのか
ダイソー『メタルジグ』とダイソー『ジグロック』の形状が違うことがわかりました。
では、そのことが一体何に影響するのか。
形状が違うということは、抵抗が違うということになります。
抵抗とは、具体的には空気の抵抗と水の抵抗のことです。
空気の抵抗をより受けやすい『ジグロック』は、『メタルジグ』よりも飛距離が出ません。
また、水の抵抗をより受けやすい『ジグロック』は、『メタルジグ』よりもフォールが遅く、かつ、浮きあがりやすいことから、アクションスピードが遅いということになります。
この違いが両者の決定的な差として、釣り方に影響を及ぼしてくるのです。
『メタルジグ』と『ジグロック』を使い分けることがゴール
これまで見てきた通り、 ダイソー『メタルジグ』、ダイソー『ジグロック』はその形状の違いから、飛距離、アクションスピードに違いがあります。
そのため、同じタックルを使っていても、キャスト方法、ロッド操作やリールを巻くスピードは実は全く異なるものになります。
最初はほとんどわからないと思いますが、そのわずかな違いを感じて釣りをしてみてください。
次第にわかるようになり、無視できないようになれば合格です。
また、ポイントが遠い場合や潮が速い場所では『メタルジグ』を使用し、浅場や根魚などの遊泳力が弱い魚を狙う場合は『ジグロック』を使うといった使い分けが出来るようになると、より魚を多く釣ることが出来るようになります。
冒頭に記載したとおり、ジグによって釣れる魚が変わるわけではありませんが、例えば青物がアクションスピードの速いジグにしかアタックしてこない状況では『メタルジグ』でしか釣れないといったように、結果的に釣果が偏るということはあり得ます。
経験上、『ジグロック』だけ、もしくは『メタルジグ』だけで釣り場を攻略できることがほとんどですが、敢えて意識的に2つのジグを使い分けて釣ることにより、100均ジグの釣りが上達するのです。
それが今回のMISSIONの目的です。
初心者の方に限らず、意識的に使い分けをしたことがない人は、是非今回のMISSIONにチャレンジしてみてください。
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