根掛かり対策アシストフック(メルカリ出品中)

ショアジギング/ダイソージグ ラインの種類と水の抵抗

ダイソージグ釣り方

前回、リトリーブ中のジグの角度について、ライン放出量高さ(竿先から水面までの高さ+水深)から考察してみました。

 

今回は、まず、ラインの種類によってルアーにどのような力が働きやすいのか、考察してみます。

ここで取り上げるラインの素材は、代表的であるナイロン、フロロ、PEの3種類です。

 

まず、それぞれの比重について、サンラインさんのHPで調べてみると、

一般的には、ナイロン1.14、フロロ1.78、PE0.97 であることがわかります。

参考:https://sunline.co.jp/sl_html2/products/feature/material.html(現在リンクできません。)

海水の比重は1.02程度なので、これより値が大きい場合は沈み、小さい場合は浮くことになります。

PE0.97 < 海水1.02 < ナイロン1.14 < フロロ1.78

PEは海水に浮き、ナイロンとフロロは沈むことになります。

 

海中を想像してみると、こんな感じです。

比重が小さいPEラインではルアーの角度が上向きになりやすく、比重の大きいフロロラインではルアーの角度が水平に近くなりやすいのですね。

 

今回はすっきりシンプルな解説になりました。

 

と思いきや、実際に釣りをしてみると、他にも考えなければならない論点が出てきます。

それは、ラインにかかる水の抵抗です。

一般的にラインが太ければ太いほど、水中にあるラインが長ければ長いほど、水の抵抗は大きくなります。

ジグをロングキャストして、リフト&フォールやジャークをしようとロッドを上方向にあおったとき、すごく重く感じたことはありませんか。

潮が動いているときは、ラインにかかる水の抵抗がさらに大きくなります。

比重の大きいラインを使用しているとき、水の抵抗が大きいと、ルアーを上方向(垂直)に持ち上げることが難しくなります。

 

さて、ここまでの話をまとめます。

例として、ナイロンラインを使用しているときのラインの比重とラインへの水の抵抗をざっくり図にしてみると、次のようになります。

左上に向かっている青い矢印はルアーを引っ張る力を表していて、上方向の力(赤い矢印)と左方向の力(赤い矢印)に分解することができます。

緑色の下向きの矢印は、ロッドを上方向にあおったときにラインが水から受ける抵抗の力で、ラインに対して下向きに働きます。

黒色の下向きの矢印は、ナイロンラインを使用したときに比重が与える力です。

矢印の向きは力の向きを表していて、矢印の長さは力の強さを表しています。

(厳密には潮の力や揚力などの他の力が働いていますし、温度や水の粘度や粒度も関係があるとはじまってしまい、私もよくわかりませんので実体験をもとにとりあえず簡単に図示しています。)

 

本題に戻りますが、

ルアーをリフトしようとしてロッドを上方向にあおったとき(青色の力が働いたとき)、

緑色の矢印の長さと黒色の矢印の長さを足したものが下向きの力の強さを表しているので、

上向きにかかる赤い矢印の力が下向きの強さを超えたときにはじめてルアーが上方向に動くことになります(結果的に、左方向の矢印が残っているので、上向きと左向きの力を合わせた左斜め上向きにルアーは動きます)。

ロッドをあおる力が弱く、上方向の赤い矢印が緑と黒の矢印の長さと同じであれば、左方向の赤い矢印だけが残るので、左方向に動くことになります。

ちなみに、PEは比重が軽いので、黒色の矢印が上向きに働くため、ルアーが上方向に浮き上がりやすくなります。フロロはその逆で、ルアーは浮き上がりにくいことになります。

 

今回も文字ばかりになってしまいましたが、使っているラインの比重とラインへの水の抵抗を考慮しないと、ルアーをリフトさせているつもりでも、水平方向に動いているだけだったということが起こりうるのです。

 

次回は、今回と前回の話をまとめ、ルアー(ダイソージグ)がどのようなケースでどのような動きになりやすいかをまとめてみたいと思います。

ダイソージグ釣り方

Posted by KEN