100均ジグ用スナップの使用遍歴
今回は、100均ジグでの釣りにおけるスナップの使用遍歴を紹介したいと思います。
一口にスナップといっても各メーカーから発売されているため、たくさんの種類があります。
見た目は同じようでも、形状、材質、線径などが異なっていて、アジング専用やエギング専用といった専用商品まで売られています。
私がスナップを選ぶときは、特に『開閉のしやすさ』、『サルカン(スイベル)を連結できるか』、『強度』といった点を考慮します。
簡単に説明すると、『開閉のしやすさ』は、ジグやフックの交換がストレスなく行えるかという点が重要です。
ナブラが湧いているとき、マズメで少し暗いとき、寒さで指が動かないときなど、釣り場では様々な状況が考えられます。
そんなとき、開閉に手間がかかったり、余計な力が必要だったり、スナップの端が手袋や服などの繊維にひっかかるとストレスですので、開閉が簡単で取り扱いやすいことが重要なポイントになります。
続いて『サルカンの連結』ですが、私はスナップ単体で使用することは、ジグ以外の釣りでもほとんどありません。
サルカンはラインのヨレを解消を目的とするもので、ジグの釣りにおいてはどれほどの効果があるのかは検証していませんが、エギやトラウト等のナイロンラインを用いた釣りでは効果を実感しています。
特にPEラインで釣りをするときは、コシがない分、知らないうちにヨレが蓄積され、ライントラブルに発展するリスクがあると考えていますので、ヨリをとる効果が期待できるサルカンを使っています。
最後に『強度』ですが、これがスナップ選びで最も重視している項目です。
私のタックルの組み方は、魚に近いパーツから徐々に強くするので、強度は順に、フック<スナップ<ライン結束部<ライン となるのが理想です。
これにより、根がかりでロストしたときの環境負荷が最も少なくなりますし、経済的負担も最小限に抑えられます。
だから、フックもスナップも強ければ良いとは考えていません。
フックよりも強く、ライン結束部より弱いものを原則として、根掛かりのリスクがなく、強度が求められる釣りをするときには強いスナップを使うことにしています。
強度についての考え方は厄介で、スペック通りの強度があるとは限りません。
というのも、使用により金属疲労が起きますし、個体差もあります。
だから、実釣を通してちょうど良いものを探すことになります。
これまでに多くのスナップを使ってきましたので、直近1年間で試したスナップの一部を以下に簡単に紹介します。
フィッシングファイターズ 鉄腕スーパーSUSスナップラウンドタイプ
線径が太く、強度が高い。開閉には力が必要。
根掛かりの心配がないときにおススメ。
ライトショアジギングをするなら、サイズは#0以下が良いと思います。
ダイワ Dスナップライト
ルアーアイとの接点がワイドなタイプ。
線径が細め。
オーナー P-02 クイックスナップ
ルアーアイとの接点がナローなタイプ。
線径は太めでがっしり感がある。
アシストフックがスナップに絡むことがある。
マリア ファイターズ スナップ
ロック機構が上記のものと異なり、開閉が楽。
ヨーヅリ ローリングインター
サルカン付。
強すぎないところが気に入っている。
線径が細く、金属疲労が速いので、変形したら交換すること。
たくさん使うので、徳用で購入しています。
なお、スナップ単体で購入した場合は以下のサルカンを別途購入し、取り付けて使用しています。
以下のものは交換に時間がかかりますので、参考まで。
スタジオオーシャンマーク OGM オーシャンスナップ
構造上ルアーが外れることはなく、破断強度も相当高いと思われるが、ルアー交換に原則としてプライヤーが必要なため、ルアー交換作業に手間がかかる。
BKK FCL SNAP-31
強度が高いと評判だったため購入したが、ルアー交換が非常に大変。
スナップを開けてもルアーアイを滑り込ませる隙間が小さいため、アイが太いと入れにくい。
結果的にスナップを大きく広げざるを得ないので、余計な力が必要となり、強度低下や変形のリスクもある。
最後に
現在は、初場所や大物の可能性がない場所ではヨーヅリのローリングインターを、根掛かりのない場所や強度が必要な場合は上記のスナップ単体にサルカンを連結したものを使用しています。
スナップは使用するアシストフックによっては絡んでしまうことがありますし、指先の器用さや力の強さには個人差があります。
この記事を含めていろいろなレビューがありますが、あくまで参考として、手間はかかりますがいくつか買ってみて、自分に合ったものを見つけるのが最善の方法だと思います。
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